特別展 「卑弥呼がいた時代」
兵庫県立考古博物館で開催される播磨国風土記」をテーマにした資料展示イベント
◆『播磨国風土記』とは、和銅6(713)年5月に、官命を受けて編纂された日本で最も古い地誌のことです。
これは、日本広しといえども、5ヵ国分のみ現存するという非常に貴重な書物委です。
播磨にゆかりがある神々、天皇、豪族、渡来人らの足跡が、簡潔、しかしユーモアに満ちた表現で記されています。
考古資料および文献史料などから、1300年前の人々が後世へと伝承した播磨地域の歴史、自然、暮らしなどが明らかになります。
◆風土記にちなんだ講演会・イベントも行われます。
◆主な展示資料
・『続日本紀』(名古屋市蓬左文庫蔵 重要文化財)
・『播磨国風土記』(複製 姫路文学館蔵 原品国宝)
・平城京・藤原京出土播磨国内郡郷里名木簡(奈良文化財研究所蔵)
・伝渋谷向山古墳出土石枕(関西大学博物館蔵 重要文化財)
・応神天皇陵出土家形埴輪(宮内庁蔵)
・仁徳天皇陵陪塚塚廻古墳出土玉類、鏡など(宮内庁蔵)
・玉丘古墳・クワンス塚古墳出土埴輪(加西市教育委員会蔵)
・津堂城山古墳出土巴形銅器、玉類等(宮内庁蔵)
・聖稜山古墳出土銅鏃(円長寺蔵)
・『大智度論』(神戸市立博物館蔵)
・伊和中山1号墳出土品(宍粟市教育委員会蔵)
・伊和遺跡出土品(宍粟市教育委員会蔵)
・河高上ノ池遺跡出土土製模造品(加東市教育委員会蔵 県指定)
・市之郷遺跡出土韓式系土器(考古博蔵 県指定)
・宮山古墳出土品(姫路市教育委員会蔵 重要文化財)
・西宮山古墳出土品(京都国立博物館蔵)
・石板(秦益人刻書石)(山口市小郡文化資料館蔵)
・投松窯跡群出土品(考古博蔵)
・浮彫五尊仏像(乎疑原神社蔵)
・高廻り2号墳出土船形埴輪(文化庁蔵 重要文化財) など
◆関連イベント
・特別講演 「伊和大神と天日槍」 上田正昭(京都大学名誉教授)・・・5/11 13:30~15:00
・考古博であそぼう! 「体感!播磨国風土記の世界」・・・5/3~5/5 12:30~15:30
(2013/5/24 時点の情報)