2013/05/01(公開:2013/05/01)
カルバチョート(Karwa Chauth Vrat):インド
北インドで行われる伝統の行事。
16歳以上のヒンドゥー教徒の女性たちが行う。女性たちは日の出前に義理の母親が用意した朝食を食べ、それ以降断食を行う。食べ物はもちろん、水も口に出来ない。この断食は月が出るまで、そして、彼女たちの夫が帰宅するまで一切何も口にしない。これは夫の健康、長寿、幸せを願うもので、未婚の女性も将来の夫のために断食をする。
女性たちは煌びやかなサリーで着飾り、ヘナタトゥ(メヘンディ)で手足に美しい模様を描く。また、化粧も施す。日中は親類や友人と集まり、神話を聞いたり、ゲームを行ったり、祈りをささげる。そして月が出て、夫が帰ってくるのを待つ。
夫が帰宅し、月が出ると女性たちはザルや網を通して月を見る(直接月を見てはいけない)。そして、夫から食事を食べさせてもらう。
この期間は月の出の時間がかなり重要なので、テレビなどでも月の出の時間を放送する。