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2013/04/01(公開:1970/01/01)

館長 庵野秀明 特撮博物館  ミニチュアで見る昭和平成の技

イベントの写真

東京都現代美術館で開催されるメキシコ在住のアーティスト「フランシス・アリス」(1959~)の作品展示イベント

◆カメラ片手に巨大な砂塵が巻き上げる竜巻の中へ突入していく。
早朝から夜まで、巨大な氷が解けきるまで、メキシコシティの街なかで押し続ける。
フランシス・アリスが行う行動は、傍から見れば無謀かつ滑稽なものにすら映るやもしれません。
しかしその行動には、我々が生きている社会の寓意として、目を逸らしてはならない現実を浮かび上がります。
フランシス・アリスは、世界各地の都市を歩行し、そこかしこに埋没した日常に潜んでいる問題を鋭く捉え、1アクションから数百人名による大規模なものまで、多様なプロジェクトを実施しています。

これらのプロジェクトは記録映像や写真、ストーリー性を併せ持った魅力的絵画、ドローイング、さらにはポストカードまで、様々な表現を展開しています。
アリスが創り上げる作品の多くは、アリスの生きるメキシコの社会的、政治的問題がテーマとなっています。
独特なウィットと詩的情緒に富んだ表現で、限定された地域の問題を、誰もが共有・共感できる形に昇華する表現力が世界的に評価される由縁です。

今回のイベントでは、二期に渡り、初期作品~新作までのアリス作品が紹介されます。

◆第1期
メキシコで行った約15のプロジェクトを、映像を中心に写真や絵画、彫刻を通して紹介し、作家のこれまでの表現活動を概観します。一方、第2期では、ジブラルタル海峡で行った大規模な新作プロジェクト《川に着く前に橋を渡るな》 に焦点をあてて、その記録映像、絵画、ドローイング、インスタレーション、彫刻、写真など約140点を発表します。社会が大きな変化を迎えている今、アートは社会においてどのような役割を担うことができるか問われています。そうした中、寓意に満ちた物語の力によって現実と向き合うアリスの姿勢は、現実社会に対するアートの可能性をあらためて提示することになるでしょう。

◆内容
第1期・・・MEXICO SURVEY メキシコ編 2013年4/6日(土)~6/9日(日)
第2期・・・GIBRALTAR FOCUS ジブラルタル海峡編 2013年6/29日(土)~9/8日(日)

◆6月10日(月)~6月28日(金)は展示替えのため全館休館。

◆休館日・・・月曜日 月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館。年末年始休館(12/28~1/1)

(2013/3/28 時点の情報)