2013/03/27(公開:1970/01/01)
オールドノリタケのなかの女性たち
東京の八王子市夢美術館で開催されるフェルトアートの第一人者である「中山みどり」氏の作品展示イベント
◆堀井英男は昭和9年に茨城県の潮来で生まれ、後半生を八王子で過ごした画家・版画家です。東京藝術大学絵画科を卒業後、独学で版画を学び、現代社会の人間像を幻想的かつ理知的に描いた色彩銅版画で高く評価されましたが、惜しくも平成6年に60歳で亡くなっています。版画家として活躍した堀井ですが、晩年には絵画への回帰を志向して、数多くの水彩画も残していました。八王子市夢美術館では平成23年に堀井英男の銅版画200点の作品を収蔵しており、初の大規模な回顧展となった本展は、堀井の郷里、茨城県近代美術館との共同企画として実現いたしました。ふるさとの水郷・潮来で育まれた感性によって生まれた絵画は、その底流に「水の記憶」を宿し、人間の姿に注がれた視線は人型のイメージを通して、ビロードのような美しい色彩を伴った版画として結実しています。堀井英男の色彩銅版画を中心に、初期の油彩画と未発表の水彩画を併せ、堀井英男芸術の全容をお楽しみいただきます。
◆休館日・・・月曜日(祝日の場合は翌日が休館となります)
(2013/3/20 時点の情報)