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2013/03/16(公開:1970/01/01)

井上ひさし展 ─21世紀の君たちに─

イベントの写真

神奈川近代文学館で開催される作家の井上ひさし(1934/11/16日~2010/4/9日)の
資料展示イベント

◆井上ひさしが鎌倉の自宅より他界してから3年。
放送作家として活躍し、
さらには「吉里吉里人」「父と暮せば」といった「小説」「戯曲」のジャンルに、
存分に才能を発揮した精力的執筆活動。
日本語に散りばめられた魅了を駆使し、多くの人の心に刻み付けるような
作品群は、いまだ多くの読者に支持されております。

氏は、ストーリーに人間、未来を変幻させる力を信じていました。

昭和40年代放映で、子供から大人まで大人気となった人形劇の
「ひよっこりひょうたん島」(山元護久との共作)、

政府の愚昧さに怒り、東北の一農村が起こした独立運動を描く
「吉里吉里人」

そうした作品には、笑いとともに、
理想郷(ユートピア)を追求し続ける登場人物たちの姿が、
現代を生きる我々にも、未来へと歩む希望を与えてくれます。

「井上ひさし」没後3年に行われる今回のイベントは、
第1部で作家・井上ひさしの誕生までを解説、
第2部で21世紀へのメッセージを「吉里吉里人」「きらめく星座」といった作品から
見出します。
第3部では、井上ひさしの書物に遺された過去をストーリー再生し、
同時代や未来の人達に手渡す「中継走者」としての創作活動を、
蔵書、創作メモ、井上ひさし愛用の文具といったものから見ていきます。

◆休館日・・・毎週月曜(ただし4月29日(月祝)、5月6日(月祝)は開館。 )

(2012/5/29 時点の情報)