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2013/03/13(公開:1970/01/01)

井上ひさし展 ─21世紀の君たちに─

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神奈川近代文学館で開催されるプロレタリア作家および詩人である中野重治(1902~1979)の作品展示イベント

◆井上ひさし(1934年11月16日~2010年4月9日)が鎌倉の自宅で世を去ってから3年の歳月が経とうとしています。放送作家として出発し、「吉里吉里人」「父と暮せば」など、小説、戯曲の分野で繰り広げた精力的な執筆活動。日本語の魅力を駆使した、綺羅星のごとき作品の数々は私たちに強烈な印象を与え、多くの読者に支持されています。
井上は、物語には人間、そして未来を変える力があるはずだと信じていました。昭和40年代に放映され、大人気を博した人形劇「ひよっこりひょうたん島」(山元護久との共作)、政府の愚かさに愛想をつかした東北の一農村の独立運動を描いた「吉里吉里人」は、作品にあふれる笑いと、理想郷(ユートピア)を追い求める登場人物たちの姿により、現代の私たちに、未来へ向かう希望を与えてくれるものです。
没後3年に開催する本展では、第1部で作家・井上ひさしの誕生までをたどり、第2部では21世紀へのメッセージを「吉里吉里人」「きらめく星座」などの作品に読み解きます。第3部では、書物に遺された過去を物語に再生し、同時代、そして未来の人たちへ手渡す「中継走者」としての創作活動を、蔵書や創作メモ、愛用の文具などで展覧します。

◆休館日・・・毎週月曜(ただし4月29日(月祝)、5月6日(月祝)は開館。 )

(2012/5/29 時点の情報)