2013/03/01(公開:1970/01/01)
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スペイン・ナバーラ州のパンプローナで、7月6日正午から7月14日深夜24時まで
行われる「サン・フェルミン祭り(Fiesta de San Fermin)」日本では「牛追い祭り」の
名で知られている。
祭りは9日間にわたって行われ、祭りを合図を告げるのは市庁舎のバルコニー
で市長が行う開会宣言である。花火の打ち上げと共に広場に集まった大観衆
が『ビバ・サンフェルミン!!』という歓声を上げる。
サン・フェルミン祭りの伝統的な衣装は、白いズボンに、白いシャツ。赤いネッカ
チーフを首に巻く。この赤いハンカチは、斬首刑になった聖フェルミンの血を表し
ていると言われる。
このサンフェルミン祭りを有名にしたのは、アーネスト・ミラー・ヘミングウェイの
「日はまた昇る」である。この作品の影響で、世界中から(特にアメリカから)
観光客が訪れるようになった。
サンフェルミンの目玉は何と言っても「牛追い(エンシエロ)」である。街中を
500キロ以上もある、巨大な牛たちが駆け抜ける。そして、人々は勇気を示す
ため、牛と共に走る。
この牛追いや、闘牛の他にも、楽団によるパレード、バスク地方に伝わる伝統
的な競技(大きな石をリフティングなど、力比べ)などのイベントも行われる。