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古地図で読み解く都電廃線跡《城東電気軌道が走った亀戸》

今では三ノ輪橋と早稲田を結ぶ都電荒川線のみになりましたが、
今より40年以上前には最大で41もの路線が東京都電としてまちを走り回っておりました。
今回は、往時のレールが幾つか大切に保存されている亀戸エリアにスポットをあて、都電38系統と25系統の路線跡を古地図とともに巡っていきますす。

荒川により東西に分断された城東電気軌道（後の都電25・26系統）。橋を架け、両線を結ぶことを目指したという歴史には、どのような想いと変遷があったのでしょう。
亀戸と小松川の専用軌道や、堅川と旧中川の電車専用橋は現在どうなっているのでしょう。「モスリン裏」の停留所名から、当時の亀戸周辺のどんな街並みが読み取れるのか・・・。大切に保存されているいくつかのレールなどを実際に見学しつつ、都電にまつわる興味深いトピックとともに、古地図を読み解いていきます。

市民に電車が根付いていたまち、亀戸。その、大正・昭和時代に想いを馳せて、そぞろ歩きを楽しみましょう。