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2013/02/10(公開:1970/01/01)

散策家しかすけと観察する「東京の壁」。音羽の擁壁に見る技術とデザイン

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限られた東京の土地を有効に使うために、擁壁(ようへき)は欠かせません。東京はよく坂の多いまちと形容されますが、そんな東京が人口密度の高い大都市になり得たのは、擁壁作りの技術があったからこそと言っても過言ではありません。いわば、東京は擁壁に支えられた街であるとも言い換えられます。

今回のまち歩きは、そんな東京の基盤である擁壁にスポットをあてて、材質や積み方の種類の概説はもちろん、高さのダイナミックさ・テクスチャとしての多様性によるおもしろさ・植物による自然豊かなデコレーションなどの観察を通して、東京ならではのバリエーション豊かな擁壁の姿を楽しみます。

すでに暗渠(埋められた河川)となっている、弦巻川・水窪川の流域に残るダイナミックな地形と、そこにあり続ける擁壁の数々を観察していきます。

普段何気なく見ている東京の壁を、散策家しかすけさんのグラスを通すと、不思議なほど愛おしく思えてきます。ぜひ、日常生活に少しのスパイスを入れるべく、東京の壁の観察に一緒に出かけましょう!