2012/01/30(公開:1970/01/01)
伯爵家のまちづくり—学者町・西片の誕生—
東京の文京ふるさと歴史館で開催される「学者町」と呼ばれる文京区西片をテーマにした資料展示イベント(開館20周年記念事業)
◆この文京区西片は、江戸時代には、武家と町人が暮らす町で、福山藩阿部家の屋敷地でもありた。そして明治維新が起こり、時代が移り変わる中でも阿部家はこの地にあり、敷地の一部分を住宅地として開発。東京帝国大学に第一高等学校を近在に持ったため、学術に身を置く人達が自然と居を構えることになります。佐佐木信綱(国文学者)、坪井正五郎(人類学者)、武田五一(建築家)、夏目漱石(作家)など著名人を初めとして、沢山学士、博士、教師達の住む街として、「学者町」として親しまれます
◆旧大名家が敷地を開放することによって成し遂げられた「まちづくり」には見るべき点が多くあり、近代都市計画史上でも参考になっています
◆旧福山藩主阿部家より寄贈された関連資料を元に展示を行います
◆展示解説・・・2/22 3/4
◆休館日 月曜日
(2012/1/28 時点の情報)