2014/05/29(公開:2014/05/29)
ガイ・フォークス・ナイト(Guy Fawkes Night):イギリス
11月5日は、イギリスではガイ・フォークス・ナイト(Guy Fawkes Night)、またはボンファイヤー・ナイト(Bonfire Night)と呼ばれており、各地でかがり火が焚かれる。打ち上げ花火も上がり、秋から冬への季節の変わり目の風物詩となっている。
祭りの起源は1605年。ガイ・フォークスとその一味のカトリック教徒が、当時の国王ジェームズ1世と議員たちを殺すため、上院議場の下まで坑道を掘りって、開会式が行われる11月5日(グレゴリオ暦11月15日)に爆破しようと計画した。
しかし、この陰謀は寸前で発覚して、主謀者はロンドン塔に送られて、翌年1月31日(2月10日)に処刑された。この事件を記念して、ガイ・フォークスと呼ぶ人形を作り、町中を一日中引き回して、夜になると焼き捨てるという風習が生まれた。
現在は、人形を燃やすことは多くないが、昼間からかんしゃく玉花火を爆発させたり、日が暮れると大きなかがり火をたいたりする。また、仮装行列も行われる。
(2014年5月29日時点の情報)