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2014/05/21(公開:2014/05/20)

田中圭介「吐景」 2014年 photo_Ichiro Mishima

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田中圭介氏は、一木にミニチュア的風景を彫り込んで、アクリル絵の具で彩色した作品を制作している。今回初となる大型個展が開催される。

梅雨空の向こうに現れる「森」。人と自然が歩むべき、道しるべ。

木彫によって創り出された景色に分け入っていくと、木の香りが鼻をくすぐり、自分がビルが林立する都会にいることを忘れてしまう。田中氏の一刀一刀によって浮き彫りにされた世界は、木材がかつて生きていた姿を、空に向かうように伸びていた息づかいを思い起こさせる。

彼の手によって角材は再び樹々へになり、草花や滝や山や雲となり、新たないのちを輝かせてる。
森を歩く時、人は無意識に深く呼吸している。まるで全身が目や耳になったように、いつもより万物が鮮やかに感じられる。そんな研ぎ澄まされる感覚が蘇る心地よさを、銀座の「森」で体験出来るだろう。

また、作品を通じでこれまでの田中氏の活動の‘年輪’を辿ることも出来る。自然を尊ぶ気持ち、人と自然が今後どう繋がり、どう生きるのかを考える機会にもなりそうだ。


<関連イベント>
○クロス×トーク
田中圭介×山田香織氏(盆栽家、彩花盆栽教室主宰)
田中は「死にゆく木を再生させ」、山田氏は「生きゆく木を育てる」。小さな森林世界を作り上げている二人が 共通性や相違について、また人間にとってかけがえのない木や森・自然について語る。

日時:6 月 14 日(土) 17:30 - 18:30 / 場所:ポーラ ミュージアム アネックス
※申し込みにはポーラ ミュージアム アネックス発行のメルマガ登録が必要


<開催日時>
2014年5月30日(金)~6月22日(日)
11:00~20:00 (入場は19:30 まで)


(2014年5月20日時点の情報)