浮世絵の夏 -納涼と花火-
08.15[木]~09.09[月] / 京都府 / 美術館「えき」KYOTO
≪国貞、国芳、広重ら 人気絵師の競演≫
2013/08/14(公開:2013/08/14)
京都駅の美術館「えき」KYOTOで行われる浮世絵の展示イベント
江戸時代には、暑い夏を涼しく、楽しく過ごす知恵があった。冷房がない時代は、涼を求めて人々は水辺へと繰り出した。京の四条河原、江戸の隅田川岸は、日本で最も人気な夏の涼をとるためのスポットだった。両国では、5月28日に川開きが行われると毎晩花火が打ち上げられていたという。人々は両国橋の上から花火を見物し、川岸をそぞろ歩いた。川岸には、水茶屋が並んで、川面は涼み船で埋め尽くされたという、大変な賑わいだった。夜空を彩る花火に、大勢の見物客は暑さを忘れて、歓声をあげたことだろう。当時の江戸の繁栄ぶりを今にを伝える風景を、国貞、国芳、広重などの当時絶大な人気を誇った浮世絵師が絵に残している。そこに描かれた人々は、様々なデザインの浴衣を着て、手には美人が、役者絵を描いた団扇を持っていた。
江戸の人々は、工夫して夏を楽しんでいたことが浮世絵の情景から窺い知れる。このレンジイベントでは、(公財)平木浮世絵財団の所蔵の、納涼、花火などの夏の風物詩を題材とした浮世絵がおよそ120点展示される。またギャラリートークも行われる予定だ。
<ギャラリートーク>(予定)
2013年8月15日(木) 森山悦乃氏 (公財)平木浮世絵財団 学芸員
2013年8月25日(日) 廣瀬千紗子氏 同志社女子大学表象文化学部教授
※1回目:11:00~、2回目:14:00~ 各回およそ30分
<開催期間>
2013年8月15日(木)~2013年9月9日)※会期中無休
10:00~20:00(最終日は17:00閉館)※入場は閉館の30分前まで
(2013年8月14日時点の情報)
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:なずな
「江戸時代から夏の楽しみは変わりませんね。夏がテーマの浮世絵だけが120点も一度に展示されるというのはなかなか貴重な機会だと思います。昔の人々が夏を楽しむ様子を生き生きと伝える浮世絵、それを見ればさらに夏も楽しめるかもしれません」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
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