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竹内栖鳳展 近代日本画の巨人

09.03[火]~10.14[月] / 東京都 / 東京国立近代美術館

≪西洋画の実物観察を日本画へ!まるで匂いを感じ取れそうなリアリティ≫

2013/04/13(公開:2013/04/13)

東京国立近代美術館で開催される日本画家の「竹内栖鳳」(1864~1942)の作品展示イベント

◆竹内栖鳳は京都に生まれ育ち、四条派の幸野楳嶺の元で学びました。その精力的な活動で京都画壇が近代化を果たした旗手として「土田麦僊」など、多くの後進へ強い影響を与えます。

他派の筆法であっても、積極的に自らの作品に取り入れ、定型モチーフと描法の形式的継承を否定しています。
これはすなわち画壇が持っていた古い習慣を打破しようという意図に他なりません。
栖鳳は明治33(1900)年にパリ万博を視察するためヨーロッパへと向かい現地にて様々な美術に触れる機会を得ます。
彼は実物を注意深く観察していく事の重要性をこの時実感したと言えます。

もちろん、古い要素を否定すると言っても、やみくもに西洋美術手法を取り入るだけではありませんでした。江戸中期の京都では、円山派が実物観察を行い、続いて四条派が対象の本質の把握や闊達と言える筆遣いで作品を表現しています。
しかしこれらの表現方法は幕末の頃には形式的なものだけが残っていました。
栖鳳は実物観察という西洋美術の手法を取り入れる事で、日本の美術にも西洋と比肩するものを生み出そうとし、そうした意味で伝統絵画の根本的理念の掘り起しを積極的に行ったとも言えます。

その作品は、リアリティを持ち、対象に直接触れているかのような感覚を持ちます。
実物とかけ離れた要素も多いですが、それは実物観察を行いつつも対象の本質を表現しようとしたことが、すなわち栖鳳のアートの真髄と言えるでしょう。

今回のイベントでは栖鳳の代表作や重要作。今まで公の場で出品されていない作品100点。そして素描などの資料約50点を加えてご紹介します。

◆休館日・・・月曜日休館 ただし9/16日(月・祝)、9/23日(月・祝)、10/14日(月・祝)は開館。9/17日(火)、9/24日(火)は休館

(2013/4/8 時点の情報)
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Comment紹介者コメント

イべニアスタッフ:セリ
「魚の絵とか、眼がとってもリアル。
まるで実写のような雰囲気です。

彼は動物を描けば、その匂いまで表現する、
と言われた人です。
作品を見ればそう称されたのも納得です。

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 東京都千代田区北の丸公園1-1
会場 東京国立近代美術館
開催日時 2013年09月03日~2013年10月14日 11:00~18:30
料金 一般・・・1300(1,100/900)円/大学生・・・900(800/600)円/高校生・・・400(300/200)円 ※()内は前売/20名以上の団体料金 ※中学生以下、障害者手帳等をご提示の方とその付添者1名は無料
TEL/FAX 03-5777-8600 /
MAIL
参考URL http://www.momat.go.jp/Honkan/takeuchi_seiho/index.html
ドレスコード
アクセス 歩き:地下鉄半蔵門線・東西線・都営新宿線「九段下駅」2番出口から歩いて12分程度
駐車場
運営元 東京国立近代美術館、日本経済新聞社

※イベント情報は諸状況で場所・日程・時間等が変更する場合がございます。事前に最新情報をご確認の上お出かけください。情報の利用に際しては、「利用規約」および「免責事項」をご確認ください。

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