新日本フィルハーモニー交響楽団 創立40周年記念 特別演奏会
05.05[土] / 東京都 / サントリーホール 大ホール
ハーディングが得意とするマーラーほかを演奏する。
◆出演
指揮:ダニエル・ハーディング
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
◆プログラム
・R.シュトラウス:組曲「町人貴族」op.60
・ワーグナー(モットル編):女声のための5つの詩「ヴェーゼンドンク歌曲集」op.91
・マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
※未就学児童は入場不可。
※チケット購入者は5月4日(金)14:00より、すみだトリフォニーホールでの公開リハーサルに入場可。
(詳細は、新日本フィル・チケットボックス 03-5610-3815まで)
(2012年3月31日時点の情報)
Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:はぎ
R.シュトラウスと言えば、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」や「アルプス交響曲」みたいな標題音楽で有名な作曲家である。「町人貴族」はもともと劇音楽であり、もとのモリエールの劇をホーフマンスタールが台本にまとめあげたという(シュトラウスとホーフマンスタールは他にも、「エレクトラ」や「ばらの騎士」などのオペラを共作している)。
前衛的な手法を取り入れた作曲家であることと、もともとはあくまで劇に付随する音楽であったことを差し引いても、この組曲の最初のほうはちょっと
とらえどころがない。結構技巧的には難しいことをしているはずなのに、聴いている側にはその効果がいまいち伝わってこないような気さえする。かと思うと、5曲めのメヌエットで音楽の深みと躍動感が増し、6曲目ではずいぶんとあたたかみを増す(というのも、この2曲は実は違う作曲家の曲の編曲なのである)。そしてその後、またシュトラウスらしい散文的な音楽となる。
とにかく難しい曲だと思う。でもたぶん、ハーディングのような若くてフットワークの軽い指揮者がやると、たんなる劇付属音楽以上のものになるんじゃないかとも思う(「宴会」なんて、ほんとうに上手な演奏じゃないと柔らかみと華やかさと盛り上がりを同時に表すことなど不可能な曲に聴こえるし)。結果やいかに。
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
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