ファブリッツィオ・ボッソ Live at BLUE NOTE TOKYO
05.19[土] / 東京都 / ブルーノート東京
自身のカルテットを率いて、カラフルでパワフルな音色を響かせる。
ファブリッツィオ・ボッソ・カルテット:
Fabrizio Bosso(tp)
Claudio Filippini (p)
Rosario Bonaccorso (b)
Lorenzo Tucci (ds)
[1st]Open4:30p.m. Start6:00p.m.
[2nd]Open8:00p.m. Start8:45p.m.
(2012年3月10日時点の情報)
Comment紹介者コメント
イべニアスタッフ:はぎ
ファブリッツィオ・ボッソは、最近新しいアルバムを出した有名ジャズ・トランぺッターである。上にも書いてあるけれど、ヨーロッパで人気・実力ともにNo.1の呼び声も高いらしい。知らなかったのだが、彼は10歳からミラノ音楽院(ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院)で音楽を学んだそうである。僕にはそういう学校のシステムがよくわかっていないのだけれど、たぶんクラシックの学校なのだと思う。
最近活躍しているジャズ・トランぺッターには、クラシック音楽の素養を身につけている人が多い。ウィントン・マルサリスはクラシックとジャズの両方のジャンルで同じ年にグラミー賞をとっているし、ティル・ブレナーはベルリン・ドイツ交響楽団の首席奏者だったという。あるいは逆に、ジェローエン・ベルヴェルツというベルギー人のクラシック奏者は、ジャズを吹いたり歌ったりもしている。ヨーロッパの音楽大学だと、クラシック専攻でも普通にジャズの授業があったりするという話も聞いたことがある(例によって真偽は不明だが)。
たしかにクラシック的な奏法を身につけているジャズ奏者の演奏は、ピッチも良いし音色も安定している。だから、演奏を聴いている途中で不安になることもほとんどないし、単純に技術的な部分だけでも聴きにいく価値があると思う(あくまで個人的な意見だ)。その上にジャズとしての「得体の知れないエネルギー」みたいなものまで感じられるのだとしたら、それはもう文句なしである。
もちろん、昔の(それこそ60年代くらいの)「クラシックってなんですか」的世代のごりごりのジャズには、他では代えがたい魅力がある。ただまあ、そういうピリピリした雰囲気みたいなものはいまの時代にはあまり馴染まないし、しっかりお勉強してからジャズを始めたスマートなジャズ・トランぺッターにだって、十分魅力があるのである(僕はそういうものには比較的寛容なのだ)。煙草を片手にウィスキーのグラスを傍らに置いてラッパなんて吹いていたら現代では条例違反になりそうだし、そういう社会ではジャズ・トランぺッターだってミネラル・ウォーターを飲み、夜中の1時にはベッドに入ったっていい。
そういうわけで、どちらもどちらでいいのだけれど、僕は休日の朝(今日は土曜日だ)からマイルス・デイヴィスとかリー・モーガンは聴けない性質なので、ファブリッツィオ・ボッソを聴きながらこれを書いているのである。
やっほー。
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 東京都〒107-0062 東京都港区南青山6-3-16 ライカビル |
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会場 | ブルーノート東京 |
開催日時 | 2012年05月19日~2012年05月19日 18:00~00:00 |
料金 | 自由席 7,000円 ※要1オーダー |
TEL/FAX | 03-5485-0088 / |
参考URL | http://www.bluenote.co.jp/jp/artist/fabrizio-bosso/ |
ドレスコード | |
アクセス | ●最寄り駅…東京メトロ銀座線「表参道」B3出口 徒歩8分 |
駐車場 | なし |
運営元 |
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