吉村作治監修 エジプト遺跡発掘60周年「古代エジプト文明展」
02.23[木]~06.12[月] / 兵庫県 / アトアátoa - 劇場型アクアリウム
劇場型アクアリウムがエジプト文明の世界へ
2023/04/05(公開:2023/03/16)
神戸・アトアátoaで行われる古代エジプトをテーマにした展示イベント
2023年2月23日(火)から2023年6月12日(月)まで、神戸市中央区の劇場型アクアリウムで「古代エジプト文明展」が開催される。アジアで初となるエジプト調査隊を組織した吉村作治氏が総監修を務める。今年は、吉村氏がエジプト遺跡発掘を初めて60周年となり、その集大成の年である。吉村氏は、第二の太陽の船など多くの世界的な成果を上げ、現在もGPRやドローンを活用し、クフ王墓探索などを実施している。
同展は、古代エジプト文明に魅せられ、発掘人生を歩み続ける「吉村作治」の今までの足跡とその成果を紹介する展覧会である。今日まで脈々と受け継がれてきた様々な思想や学術、美術などを、吉村氏が分かりやすく紹介している。
会場となる神戸átoa(アトア)PLANETSは、都市型の水族館で、幻想的な直径3メートルの球体の水槽のある空間である。この劇場型アクアリウムは中央に日本最大の球体水槽「AQUA TERRA」が配置されており、そこに光のベールが降り注ぐ。
その様子は、宇宙から深海をイメージさせるレーザーパフォーマンスが魅力的な空間となっている。この神秘的な空間がミステリアスな古代エジプト文明とどういったコラボレーションを見せるのだろうか。
会場にはツタンカーメンの出土品のレプリカやピラミット、吉村氏が発掘した遺跡の再現が、迫力ある映像と共に展示されている。そして、同展の目玉ともいえる吉村氏が発見した太陽の船を復元した模型の展示もある。
こちらは、実物の10分の1というスケールで、全長4メートルにも及ぶ第1の船と第2の船の2隻の船が空中に展示されている。太陽の船は、古代エジプト文明で崇拝された太陽神ラーとクフ王の乗り物と考えられている。古代エジプト人の宗教観を形にしたものであり、神様と王様が一緒に船に乗って永遠に天空を行ったり来たりすることで昼と夜が訪れると考えられているのだ。
展示のほかにも、ミュージアムショップでは吉村作治先生監修の書籍をはじめ出土品をモチーフとしたものから、手頃なクリアファイルまで素敵なグッズが充実している。また、楽曲提供を担当するのは米米CLUBの石井竜也氏で、神秘的な宇宙観と芸術性に秘められたメッセージを石井氏が提供する音楽で、楽しむことができるだろう。
かつて栄えた古代エジプト文明。その独自の宇宙感や芸術性と劇場型アクアリウムの光とミストが織り成すレーザーパフォ―マンス「AQUA UNIVERSE」とが、時を超えて融合。古代エジプト文明を生きた人々は、現代に暮らす私たちにいったい何を伝えようとしているのだろうか。
<会場>
アトアátoa - 劇場型アクアリウム(神戸)
兵庫県神戸市中央区新港町7番2号
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Comment紹介者コメント
<イベニアスタッフ>
本展は吉村氏の60周年の集大成となる古代エジプト文明を神秘的な光やレーザーと共に映し出される世界で感じることができます。ぜひ、足を運んで古代エジプト文明を身近に感じてみてはいかがでしょうか。ミステリアスな空気ということもあり、特に非日常感を味わいたい人にはおすすめです。
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
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