村山密展 『ムルロ工房のオリジナルリトグラフ』
10.26[月]~11.07[土] / 東京都 / Art Gallery M84
「パリの日本人、そして日本のパリジャン」 パリ画壇に日本人の心を刻む
2015/08/27(公開:2015/08/26)
銀座・Art Gallery M84で村山密の個展が行われる
Art Gallery M84の第39回目の展示として、半世紀にわたりフランスで活躍を続けた洋画家・村山密(むらやま しずか)の作品展が行われる。フランスにわたり、画家・藤田嗣治の知遇を得て、藤田を始め様々な文化人との交流を深めただけでなく、藤田の制作現場を直接見る幸運に恵まれた村山。
藤田の言葉で「パリで勉強するには、パリの街を知らなければならない」とパリ中を歩きまわり、文化に親しんで多くの作品を描いた。
パリの自然をアトリエにして制作を続け、フランスのサロン・ドートンヌ具象絵画部門絵画部長に任命されるなど、フランス画壇の重鎮としても活躍した。
村山には「パリの日本人、そして日本のパリジャン」「日本人の心で、フランスを詩う画家」などの称号が贈られ、パリ画壇の一角に、日本人の心で存在感を刻み続けた。
今回の個展では村山が愛したパリの町並み、ノルマンディーの港町など、仏中部山岳地帯コレーズ地方を取材した風景画を、彼自身がムルロ工房で制作したオリジナルリトグラフ約20点を展示する。詩情あふれる村山の世界を堪能できる。
茨城の水郷の地に生まれ育った村山。水辺の風景を愛して、セーヌ河畔に居を構えた。そこで季節や時間によってうつろう情景を数多く描いた。
自然を温雅で簡潔なフォルムによって捉えた作品は清新で、詩情豊かな作風が親しまれてきた。画風は、パリの街や聖堂などフランスの原風景に題材を求め、説明的な要素を排除して心の内面を滲ませようとする描法(メトード)を確立し、リズム感のある筆触でヨーロッパの空気を謳いあげている。
<開催日時>
2015年10月26日(月)~11月7日(土) ※休館日を除く
10:30~18:30(最終日17:00まで)
休館日 : 日曜日
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ
「茨城県大生原村(現在の潮来市水原)出身の村山密氏。数々の賞を受賞し、1981年にはフランス国籍を取得して、パリ市内で94歳で逝去されました。
茨城県特別功労者として表彰されただけでなく、フランスからもシュバリエ・ド・レジヨン・ドヌール勲章授与されています。村山さんはフランス国籍を持っていましたが『日本人ですから、やはり日本は忘れられません』とも語っていたとか。
ちなみに『ムルロ工房』とは、パリの由緒ある版画工房です。名だたる芸術家たちに愛され、ここで次々と世界的な名作が生み出され、世界の美術界に偉大な業績を残したそうです」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 東京都中央区銀座四丁目11-3 ウインド銀座ビル5階 |
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会場 | Art Gallery M84 |
開催日時 | 2015年10月26日~2015年11月07日 10:30~17:00 |
料金 | 入場無料 |
TEL/FAX | 03-3248-8454 / |
参考URL | http://artgallery-m84.com/?p=2075 |
ドレスコード | |
アクセス | http://artgallery-m84.com/?page_id=11 |
駐車場 | |
運営元 |
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