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山本桂輔 展「むかしむかしむかし」

09.09[水]~09.28[月] / 東京都 / 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery

かつてこの道具は別のものだった。何かに見立てられ、擬人化された古道具たち。

2015/08/14(公開:2015/08/14)

8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryで行われる展示イベント「むかしむかしむかし」

彫刻と絵画の2つの表現方法を横断しつつ、制作活動を行ってきた山本桂輔氏。

2000年代までの作品には、草花にキノコ、妖精といったモチーフが、有機的な曲線に巻き取られつつも、独特の色彩の中にひとつのフォルムとして完結しているという。

そうした氏の幻想的な世界感が極限まで肥大化したのが、2009年の個展「起立」で展示した高さ5mを超える巨大な彫刻であったとも言える。

この「起立」には、生命力すら感じられる圧倒的なボリューム感と、派手な色彩が存在していた。それ以降、氏の彫刻は少しずつ変化を遂げている。

2012年、氏は拾った古道具などに部材を加えたり、彫刻を施した作品を、個展「Brown Sculptures」で発表した。

それまでの「色」に対する憧れ、「絵画」に対する憧れが強かったのに対し、比較的小さな木彫のみを展示し、しかも木工用の茶系の着色剤を使って、色を廃してすらいた。

かつて別の用途で使用されていた道具をなにかに見立て、もしくは擬人化することは、日本人にとって馴染み深く、ある種のフォークな感覚とも言える、氏の新たな展開を感じさせるものであったという。
氏は「人間の創作の歴史や衝動に興味があります。それらを意識しながら、彫刻と絵画は相互に関係を持ち、生成されていきます。」と語っている。

山本氏の作品には、彫刻との両輪として欠かすことのできない絵画という要素もある。松井みどり氏は、山本氏の絵画について「幾何学形と植物のイメージを組み合わせることで、装飾的なデザインと象徴的な連想を統合する」と評している。

今回のイベントでは、古道具を用いた木彫のシリーズなどの彫刻と絵画を紹介していく。


◆期間
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Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ
「生命力を宿しているかのような躍動感。
縦に延びる不思議なモノたち。
なんとなくシュールな気分になれる、面白い作品展です」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階
会場 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery
開催日時 2015年09月09日~2015年09月28日 11:00~20:00
料金
TEL/FAX 03-6434-1493 / 03-6434-1494
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