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広島のアートギャラリーミヤウチで開催される展示イベント

これまで一貫して方眼紙にペンを走らせる線画を描いてきた児玉香織氏。強烈な密度、独特の構図は見るものを魅了する。一見、コンピュータで処理をされた画面のような表層にも関わらず、実際のモチーフとなっているのは鮮やかで視覚的にも美味しそうな料理。下書きなしに、色も影も加えることなく線のみで描いている。

方眼紙は一般的に、グラフや統計などの正確な数値を視覚化するために用いられる。しかし、児玉氏はその用途に従わず、料理本にある盛り付けられた食材の輪郭を、時にマス目からはみ出しながらも淡々と正確に写し取ってゆく。

写実的であり、想定外の構図であり、特定の価値観に縛られない自由さがある作品。方眼紙の規則から外れた、密度を持ちつつも空虚な線の集合体が生み出す不安定な構図が、次第に画面を支配してくるようにも見える。それらは想定外な出来事が起こりながらも、徐々にその状況に順応していく様を暗示しているかのようにも見える。

東京近郊での発表が多い中で、広島での展示は約6年ぶりとなる。名刺サイズからB1サイズまで、新作、過去作を合わせ総数100点以上を紹介予定。

＜関連イベント＞
オープニング・レセプション
日時　6月6日(土)　18：00～　※どなたでも参加可能

＜開催日時＞
2015年6月6日(土)～7月4日（土）
開館時間：11：00 ～18：00 [入館は閉館30分前まで]
休館日：火・水曜日　

◆主催：公益財団法人みやうち芸術文化振興財団・アートギャラリーミヤウチ
◆協力：株式会社レントゲンヴェルケ　roentgenwerke.com

（2015年5月4日時点の情報）

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Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ：なずな
「最初、山や雑木林が描かれているのかと思いました。まさか料理だったとは…。 極限にまでシンプルになった姿は、とても写実的です。

枠からはみ出したり、どこに行くのか分からない線。見ていると不安にすらなってくるのですが、その行方から目が離せません」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所	広島県廿日市市宮内字高通4347番地2
会場	アートギャラリーミヤウチ
開催日時	2015年06月06日～2015年07月04日 11:00～18:00
料金	入場無料
TEL／FAX	/
MAIL
参考URL	http://miyauchiaf.or.jp/agm/exhibition_kaorikodama.html
ドレスコード
アクセス	http://miyauchiaf.or.jp/access/index.html
駐車場
運営元	公益財団法人みやうち芸術文化振興財団・アートギャラリーミヤウチ

※イベント情報は諸状況で場所・日程・時間等が変更する場合がございます。事前に最新情報をご確認の上お出かけください。情報の利用に際しては、「利用規約」および「免責事項」をご確認ください。

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