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華宵少女と人形幻想展 ~清水真理と弟子たち~

02.14[土]~05.06[水] / 愛媛県 / 高畠華宵大正ロマン館

人間にとって人形とは何物なのか?永遠の少女の中にある「まぼろしなるもの」。

2015/03/12(公開:2015/03/12)

愛媛・高畠華宵大正ロマン館で行われる「人形」をテーマにした展示イベント

現在、漫画、音楽、ファッションなどの「日本の少女文化」が、日本のみならず、ヨーロッパ、アジアなど、海外でも美的感性を牽引する一つの要素として注目されている。それらの源流をたどると、大正時代に誕生した「少女」という新しいイメージに行き着く。

ところが、大正の社会規範(通念)として、当時の少女たちは「良妻賢母の予備軍」であり、「男性を支える」ことに生涯を捧げることを強要されていた。これは西洋思想の基本にある「個性ある自立」を目指す個人の在り方とは対極のものかもしれない。

近代的教育を受けて「新しい女性」を目指すことを教えられながらも、理想と現実の狭間で大正少女たちの欲望は宙吊りの状態にあった言える。行き場をなくした少女たちの欲望は、内的世界や幻想世界に向い、そこで儚い少女文化を開花させた。

高畠華宵大正ロマン館では、大正少女たちの閉塞した心の内側を代弁するような、華宵少女の中にある特異なエロティシズム、幻想性(ファンタジー)、耽美性(デカダンス)、などに焦点を当てて、大正少女たちの欲望を探ってきた。

今回は、華宵少女の「人形性(ピグマリオニズム)」に注目する。幻想耽美芸術の流れの一つとして「創作人形」が脚光を浴びている。創られた人形には、永遠の少女の中にある可愛さ、美しさ、その反面、妖しさ(エロティシズム)、冷酷さが混在する。それらの「魔的なもの」が私たちに何かを語りかけて来る。

いったい、人間にとって人形とは何物なのだろうか?
人は人形の中に何を見たがっているのだろうか?
永遠に交わることのない人と人形との間に、人は何を欲望しているのだろうか?

華宵少女と創作人形の間を往還する時空で、人が人形を創り続けるように、永遠の少女の中にある「まぼろしなるもの」を追ってみよう。

<展示内容>
華宵作品約100点と創作人形12体を展示

<人形作家>
・清水真理(しみずまり)
>さらに読む

Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ:なずな
「時に可憐で、時に妖しく、時に冷たい人形たちの不思議な美しさは、華宵少女とどこか似ていますね。華麗で幻想耽美的な作品世界が広がります。あの清水真理さんと、そのお弟子さんたちの人形も展示されます。

そして『華宵のお誕生会』には、華宵美少年“羅宵さん”も登場する予定とのこと。写真を拝見しましたが、まさに生ける華宵美少年!!絵から抜け出てきたようです」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 愛媛県東温市下林丙654-1
会場 高畠華宵大正ロマン館
開催日時 2015年02月14日~2015年05月06日 11:00~17:00
料金 ○一般(中学生以上):700円   ○小学生以下・「華宵会」会員:無料
TEL/FAX 089-964-7077 / 089-964-7222 
MAIL
参考URL
ドレスコード
アクセス http://www.kasho.org/bijutsukan.html
駐車場
運営元

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