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オル太 「ヘビの渦」

02.06[金]~03.08[日] / 東京都 / ナディッフ アパート

“脳死した都市”のインスタレーション。都市という幻想、人間の精神/身体の在り方を示す作品。

2015/02/05(公開:2015/02/05)

東京のナディッフ アパートで2/6~3/8に開催される展示イベント『オル太 「ヘビの渦」』。

アーティストのオル太氏は、古来より日本に伝っている伝統的な風習、原風景から現代におけるサブカルチャーまで、この風土に染み付いた感性と記憶にインスパイアされた、巨大な彫刻やインスタレーション、集団での肉体表現などを展開してきた。
その結果、2011年岡本太郎現代芸術賞 (岡本太郎賞)を受賞、国内外での展覧会、滞在制作のプログラム等にも数多く参加し注目を集めているアーティスト・コレクティヴ、オル太氏。

2013年に氏が参加した金沢21世紀美術館「内臓感覚ー遠クテ近イ生ノ声」では、古代からの生命、記憶、リズムの連なりを想起させるインスタレーション「オルガネラ」を発表、臓器、血肉の造形を生成する野外彫刻とパフォーマンスを繰り広げた。
2014年のドイツにおける滞在制作「GHOST OF MODERN」では、ベルリンからクラコフ、アウシュヴィッツ、ビルケナウ、チェルノブイリ、キエフを舞台として、亡霊の姿をしたオル太氏が各地を彷徨いつつも「住むべき場所を見失った今、私達はどこへ向かわなければいけないのだろう」という亡霊の声により、近代化の過程でイデオロギーの犠牲となった出来事を浮かび上がらせるパフォーマンスを実施する。

氏が創りだす作品は、彫刻という造形要素と肉体を使用したパフォーマンス双方により、有機的な総体としての形を持っている。
今回のイベントでは、都市に生きる人間存在の危うさを象徴する為、社会においての〈思考停止〉や〈機能不全〉に陥る状態を〈脳死した都市〉として形象化したインスタレーション作品を発表する。

都市という幻想、人間の精神/身体の在り方が、氏による彫刻表現によって炙り出される。

◆関連イベント
・トークイベント・・・2015年2/28日 (土) 出演: 加藤好弘 (ゼロ次元)、オル太
参加費: 無料 (予約不要) ※30名以降は立ち見 

・オープニングパーティー 2015年02月07日18:00 より

(2015/1/28 時点の情報)
>さらに読む

Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ:せり
「なんだか、叫び声が聞こえてきそうな作品ですね。

現代の人間が抱えるもの。特に都市における人間存在の危うさ。
本来の姿を見失いがちな人生。

直視するのは怖いものです」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
会場 ナディッフ アパート
開催日時 2015年02月06日~2015年03月08日 00:00~00:00
料金 無料
TEL/FAX /
MAIL
参考URL http://www.nadiff.com/gallery/olta.html
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