ダブル・インパクト 明治ニッポンの美
04.04[土]~05.17[日] / 東京都 / 東京藝術大学大学美術館
初の東京藝術大学とボストン美術館コラボ!かつての日本美術界におけるインパクトを追う!
2014/12/18(公開:2014/12/18)
2015年4月4日(土)から5月17日(日)まで、東京藝術大学大学美術館で開催される展示イベント「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」。
黒船来航から近代国家が成立までの半世紀。その間に起こったた、日本と西洋の影響関係を絵画、工芸、写真などを通じて再検討する展覧会。かつて日本が西洋からもたらされた文化によって受けた「ウエスタン・インパクト」だけではなく、西洋人が日本から受けた衝撃「ジャパニーズ・インパクト」、そして同時代の日本人の暮らし、美術をどのようにとらえていたか紹介する。
黒船来航から、開港、開国、倒幕、大政奉還、文明開化という激動時代。時系列に沿ってその時代の始まりをクローズアップする。
◆第1章
まだ近代化に侵されていない純真な「不思議の國JAPAN」がかつての欧米人の眼にいかに映ったのかを、絵画と工芸品を通して紹介する。
◆第2章
ボストン美術館所蔵の錦絵と共に、文明開化期の変化する日本に焦点を当てていく。
蒸気機関車を囲む市民や水雷の実験を見物する姿、新しい時代を享受する活気あふれる国民を表した作品は、前章とは一転、街の様子もありありと感じ取れる華やかな仕上がりとなっている。
◆第3章
西洋文明によって衝撃を受けた日本の美術界をクローズアップ。
ワーグマン、フォンタネージ、ラグーザという3人の作品より、日本における西洋美術の受容の軌跡をたどっていく。
伝統様式と西洋画法を融合した「日本画」の創造を、第4章で紹介する。
1889年東京美術学校(現:東京藝術大学)の開校後に現れた、新時代を担う横山大観、菱田春草、六角紫水の作品を中心に、近代日本美術の成立過程を通覧。
◆最終章
天皇をメインに近代国家を樹立した明治日本における、伝統回帰と西洋志向が影響し合いながら展開する美術界に迫る。
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:せり
「当時の日本人、そして来日した外国人の視点を追う展覧会。東京藝術大学とボストン美術館コラボという“ダブル”ミーニングでもあるのでしょうか。ちなみに、東京展に続いて名古屋展も2015年6月6日(土)~8月30日(日)に開催されます。
西洋がもたらした衝撃は大きいですが、それを強烈な好奇心によって吸収した日本人にもやはり凄さを感じます」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
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