ネーデルラントの寓意版画
10.07[火]~01.12[月] / 東京都 / 国立西洋美術館 版画素描展示室
≪七惑星、四季、火・土・空気・水の四元素、人間の五感、あるいは美徳と悪徳≫
2014/09/01(公開:2014/09/01)
東京の国立西洋美術館で開催される展示イベント
「寓意」とは、擬人像や象徴的意味をもったモティーフを組み合わせることで、喩えにより抽象的な概念や思想などを表現する方法をさします。今回のイベントは、ヘンドリク・ホルツィウスやヤン・サーンレダムといった北方マニエリストたちが16世紀末~17世紀初頭に制作した寓意版画の特集となっています。
16~17世紀のネーデルラントはヨーロッパにおける版画出版の一大中心地ですが、そこで発行される大量の作例には寓意版画も数多く含まれていまます。
例えば、地球の周囲を運行し人の営みに影響を及ぼす(と信じられていた)七惑星、四季、火・土・空気・水の四元素、人間の五感、あるいは美徳と悪徳といったテーマは特に好まれました。
こうした画面には、当時の人々が抱えていた世界観や道徳観が見受けられます。
四季や七惑星などのテーマは、季節ごとの「労働」や惑星の影響下にあるとされた営みの表現を通じ、当時関心が向上していた風俗描写を行う格好の口実を提供していました。
こうして当時のアーティスト達は新しい表現を試みていったのでしょう。
制作者側、受容者側が持っていた多種多様な関心が多数の寓意版画が創出しました。
今回のイベントでは、定番の主題の他にも、「世俗財産の悪用についての寓意」など珍しいテーマを取り上げた作品もご紹介します。
会期:2014年10月7日(火)~2015年1月12日(月・祝)
開館時間:午前9時30分~午後5時30分 ※金曜日:午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで
※上野公園での「創エネ・あかりパーク(R)2014」 開催にあわせ、11月1日(土)、2日(日)は午後8時まで開館します(入館は閉館の30分前まで)。
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:せり
「いつの時代でも、人間が抱えている感情は多種多様で、その表現には婉曲なものが喜ばれます。
こういう謎解きのような展示は大好きです」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 東京都台東区上野公園7番7号 |
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会場 | 国立西洋美術館 版画素描展示室 |
開催日時 | 2014年10月07日~2015年01月12日 00:00~00:00 |
料金 | 一般・・・430円、大学生・・・130円 ※高校生以下及び18歳未満、65歳以上は無料 (入館の際に学生証または年齢の確認できるものをご提示ください) ※心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください) |
TEL/FAX | / |
参考URL | http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2014nederlanden.html |
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