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愛媛県・高畠華宵大正ロマン館で行われる展覧会イベント

現代日本におけるサブカルチャーは、少女たちの存在なくして語ることは出来ない。AKB48に代表される少女アイドルグループの活躍をはじめとして、「乙女系」と称されるファッション、音楽、映画、文学など様々なジャンルで、少女たちの感性や行動は時代を牽引している。人々は羨望と賞讃の眼差しで少女たちを見ているのだ。

少女文化が時代の感性をリードし始め、社会がその存在を注視し出したのは1990年代以降と言われている。しかし、その萌芽は大正時代にあったとも考えられる。

多感な思春期の乙女たちが抱く自己存在の不安定さ、将来への不安、未知なるものへの夢と憧れ・・・。女学校や少女雑誌という大人（社会）がほとんど介入出来ない、特異な空間において、そこにいる者だけが理解できる独特の言語で語られ、共有されるようになる。ここに大正時代の乙女文化が生まれる大きな要素があったと言える。

今回の展覧会では、大正乙女たちの密やかな生活を紹介する。大正乙女の細やかな感性と美意識は、やがて同時代の抒情的嗜好（浪漫主義）を代表して、「大正ロマン」と呼ばれるようになった。

大正の乙女文化は現代の少女たちほど社会的なエネルギーは保たなかったものの、大正乙女の密やかな愉しみの数々からは、彼女たちの特別な感性が時代を導き、その時代の風潮を象徴するものとなり得ることが分かる。

＜展示内容＞
○第1展示室　大正乙女の密やかな愉しみ：隠し言葉
○第2展示室　大正乙女の密やかな愉しみ：スポーツ、音楽、雑誌投稿
○第3展示室　大正乙女の密やかな愉しみ：女学校生活、恋愛、ファッション


＜開催日時＞
2014年5月24日（土）～2014年10月6日（月）
毎週土・日・月曜日のみ開館（但し7月12～14日、8月23日は学会開催のため臨時休館）
11：00～17：00（入館締切は30分前）



(2014年7月23日時点の情報)

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Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ：なずな
「イベントのタイトルが秀逸。ひっそりと紡がれた、乙女たちの世界。これは覗いてみたくなりますね。ただ可憐なだけではなく、大正乙女たちの少女パワーも感じます。

そして、隠し言葉が面白かったです。今の‘ギャル語’に通じるものがありますね。自分たちのコミニュティでしか伝わらない、秘密の暗号めいたもので興味深いです。魅力のある人のことを『華宵式』とも言ったそうで、高畠華宵大正ロマン館ではそんな魅力あふれる作品たちに出会えます」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所	愛媛県東温市下林
会場	高畠華宵大正ロマン館
開催日時	2014年05月24日～2014年10月06日 11:00～17:00
料金	一般(中学生以上）　500円 団体（20名以上）・障がい者手帳をお持ちの方　400円 小学生以下・「華宵会」会員無料
TEL／FAX	/
MAIL
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ドレスコード
アクセス
駐車場
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