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中村誠の資生堂 美人を創る

06.03[火]~06.29[日] / 東京都 / 資生堂ギャラリー

没後初の大回顧展。追求し続けた美の世界と、企業とデザインの豊かな関係

2014/05/31(公開:2014/05/31)

東京・資生堂ギャラリーで行われる展覧会イベント

資生堂ギャラリーで、昨年永眠したグラフィックデザイナー・アートディレクターの中村誠氏の回顧展「中村誠の資生堂 美人を創る」を開催する。

中村氏は1949年に資生堂に入社。1950年代の半ばから80年代にかけ数多くの広告を手がけた。国内外で多数の賞を受賞し、MoMA(ニューヨーク近代美術館)にも作品がコレクションされるなど、世界的な評価も高い。

このイベントは、中村誠氏の資生堂時代の仕事を詳細に振り返る、没後初めての回顧展。その功績は、戦前に確立された資生堂のイラスト広告を、写真広告に転換させたこととされてきた。しかし、その仕事をつぶさに見ていくと、戦前のイラスト表現の伝統を色濃く受け継ぎつつ、製版の工夫、大胆なトリミングなどの手法を使い、写真を素材としたオリジナルの表現スタイルを確立していったことが見てとれる。

また、中村氏は「一業、一社、一生、一広告」をモットーとして、企業デザイナーという立場を貫き、「企業のアイデンティティーをビジュアライズするのがアートディレクターの仕事」と語っていた。生涯、企業イメージの創出に力を注いだ人物でもある。

「計数に表現することのできない表情とか、雰囲気、空気感」を大切にしてきたという中村氏のデザインには、全てを描き切らないことで生まれる「間」や「気配」があり、その存在の美しさが企業のアイデンティティーを宿していたとも考えられる。

この回顧展では、彼の創作プロセスを自宅に遺されていた未公開資料を交えつつ明らかにし、生涯追求し続けた美の世界と、企業とデザインの豊かな関係を紹介する。

<見どころ>
・イラスト的な写真表現の追求
・「気粧けしょう」の美しさに込められたもの

会期中トークイベント開催


<同時開催>
「Beauty Graphics 2014 3人の資生堂アートディレクター展」
>さらに読む

Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ:なずな
「美人は作れる・・・?中村さんが大切にしていたのは、見た目の美しさとか、数字で示されるものではなく、表情、雰囲気、空気感だそうです。誇張して言うと『人間の存在感と心』だとか・・・。

中村さんが手がけた作品を見ると、確かに存在感と全てを表現しきらないことで生まれる‘心’が見える気がします。

また、現在資生堂で活躍中のアートディレクターさんたちのポスター展も同時開催です。合わせてみると資生堂の‘美’がより分かるかも」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
会場 資生堂ギャラリー
開催日時 2014年06月03日~2014年06月29日 00:00~00:00
料金
TEL/FAX /
MAIL
参考URL http://www.shiseidogroup.jp/gallery/exhibition/future/index.html
ドレスコード
アクセス
駐車場
運営元

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