装幀=菊地信義とある『著者50人の本』展
05.31[土]~07.27[日] / 神奈川県 / 県立神奈川近代文学館
≪「本は読まれて初めて本になる」読者を誘う企みと仕掛けに満ちた装幀≫
2014/05/26(公開:2014/05/26)
横浜市の県立神奈川近代文学館で行われる展示イベント
装幀とは、書物を形作ること、その方法。本を綴じ表紙などをつける作業を指す。カバー、表紙、見返し、扉、帯、外箱、製本材料の選択なども含め、造本の一連の工程や意匠を意味する。菊地信義は、大学1年のとき、モーリス・ブランショの『文学空間』で、装幀に興味を持つ。多摩美術大学を中退し、広告代理店に入社する。1977年に装幀家として独立してからおよそ1万2000冊もの装幀を手がけた。タイトルの文字をぼかしす、ゆらぎを持たせる、著者名をローマ字表記にするなど、さまざまな特徴的なデザインを考案してきた。1984年に装幀の業績によって第22回藤村記念歴程賞を受賞。1988年には第19回講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞している。
テキストの深い読み込みに裏付けられた装幀により、日本の出版界をけん引してきた菊地信義。その装幀は、「本は読まれてはじめて本になる」という持論のもとに、読者を誘う企みと仕掛けに満ちている。この展覧会展では、文芸書を中心として著者50人の本、約300点を展示する。
「手にした触感から、人の心に劇や謎を喚起する装幀が理想」という菊池の装幀を、見た目だけでなく、触った感触でも味わってもらうため、会場には本を実際に手にとれるコーナーもある。
展覧会を通じて、改めて紙の「本」の内包する豊かさ、可能性に触れられる。
<開催期間>
2014年5月31日(土)~2014年7月27日(日)
月曜日休館 ただし7月21日は開館
(2014年5月26日時点の情報)
>さらに読む
Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:なずな
「ポスターが、
装幀=菊地信義
とある
『著者50人の本』展
という改行で‘とある’が大きいフォントなので、別の‘とある’を連想してしまいます。これは偶然なのか、狙っているのか?
眼で、手で、奥深い装幀の世界を楽しめます」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 神奈川県横浜市中区山手町110 |
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会場 | 県立神奈川近代文学館 |
開催日時 | 2014年05月31日~2014年07月27日 00:00~00:00 |
料金 | ○一般 400(300)円 ○65歳以上・20歳未満および学生 200(150)円 ○高校生 100円 ○中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金 |
TEL/FAX | / |
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