荒木経惟 『左眼ノ恋』
05.25[日]~06.21[土] / 東京都 / 清澄白河 タカ・イシイギャラリー
≪右目を失明したアラーキー。右部分が黒マジックで塗りつぶされた作品たち≫
2014/05/12(公開:2014/05/12)
東京・清澄白河 タカ・イシイギャラリーで行われる、荒木経惟氏の写真展イベント
アラーキーこと荒木経惟氏の最新の撮り下ろし作品から選んだ作品65点を展示。「左眼ノ恋」というタイトルは、エド・ヴァン・デル・エルスケンが1954年に出版した写真集『セーヌ左岸の恋』(Love on the Left Bank、1954)に由来する。
荒木氏は20歳の頃に『セーヌ左岸の恋』の写真集を見て、女性に同じポーズをさせて写真を撮っていたという。この写真展はエルスケンへのオマージュでもある。
昨年10月に、右眼網膜中心動脈閉塞症によって右目の視力を失った荒木氏。これまでと変わらぬ精力的なペースで写真を撮り続けている。数百点にも及ぶイメージで構成されたこのシリーズでは、撮影したポジフィルムの右部分を黒マジックで塗りつぶして、そのポジから写真をプリントしている。
出来上がった写真は、彼自身の左眼と右眼の視界を投影している。前立腺癌を乗り越えて、その後右眼の視力を失っても作品を作り続ける荒木氏は言う。
「死はこっちに向かって来るからね。こっちからは向かいたくないじゃない。来るんだよ。吹き飛ばさないとだめだぞ(笑)」
この写真展の開催にあわせて、5月25日には、300部限定の作品集『左眼ノ恋』が刊行される予定。また、5月25日ちはオープニング・レセプションを行う(15:00~17:00)
<開催日時>
2014年5月25日(日)~6月21日(土)
会場:東京都 清澄白河 タカ・イシイギャラリー
時間:12:00~19:00
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:なずな
「真っ黒に塗りつぶされた右側部分は、視力を失い翳りのある視界を表しています。癌と戦い、視力を失っても尚、撮影を続ける荒木氏の現在を映すシリーズ。
『写真 = 人生』と考える写真家・アラーキーの生きることの宣言とも言えます」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 東京都江東区 清澄1-3-2 5F |
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会場 | 清澄白河 タカ・イシイギャラリー |
開催日時 | 2014年05月25日~2014年06月21日 12:00~19:00 |
料金 | |
TEL/FAX | / |
参考URL | http://www.takaishiigallery.com/jp/archives/10951/ |
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