荒木経惟 往生写集――顔・空景・道
04.22[火]~06.29[日] / 愛知県 / 豊田市美術館
≪写真家・アラーキーの鋭い感覚で捉える「生」の表現。彼自身の「往生」とは≫
2014/04/23(公開:2014/04/23)
愛知県・豊田市美術館で行われる写真展イベント
アラーキーの愛称で知られる写真家、荒木経惟氏。これまで「生と死」をテーマにして、世代を超え、共感される写真を発表してきた荒木氏が、近年自分自身の「往生」を意識し始めたことをきっかけに企画されたもの。テーマは「顔」、「空景」、「道」。デビュー作である《さっちんとマー坊》以降、出会った人々の一瞬の顔を捉えた写真を多数発表してきた。また、妻・陽子さんの入院先の病室から空を撮影したことを機に「空景」も撮影を始め、現在でも毎朝の空の撮影を日課としている。
これらの「顔」と「空景」の作品に共通するのは、日常の一瞬を切り取るという写真の記録性。しかし一方で、対象に愛と慈しみの視線を投げかけ、親密なコミュニケーションを作品に残そうとする姿勢も表れている。
また、2000年代に前立腺癌を発症した荒木氏。2009年にガン宣言を行い、摘出手術を行った。*翌2010年には、妻が亡くなってから唯一の家族であった愛猫チロの死に直面する。そして2011年には東日本大震災を体験。
展覧会場では、前半に「顔」と「空景」の表現を、後半に「道」の章としてガン宣告以降の作品を展示。
荒木氏は「人生は特別なものではなく、日々の出会いの積み重ねである」、「しかし、人は様々な道を生きる」と語っている。日常の一瞬を切り取る写真は、荒木氏にとっては人生への深甚な想いを託すべき媒体なのだ。
<関連イベント>
○対談「寂聴とアラーキーの往生漫談」
1部ジャズコンサート、2部対談
・出演:瀬戸内寂聴 荒木経惟
・司会:阿川佐和子
※チケットは完売
○学芸員によるスライドレクチャー
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:なずな
「日本を代表する写真家、荒木経惟さんの写真展です。愛する家族の死、大災害、自分自身のガン・・・。さまざまなところで‘往生’について考えたことが展覧会のきっかけだったとか。
対談相手が瀬戸内寂聴さん、司会が阿川佐和子さんというトークショーは豪華ですね。残念ながらチケットは完売だそう・・・」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1 |
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会場 | 豊田市美術館 |
開催日時 | 2014年04月22日~2014年06月29日 00:00~00:00 |
料金 | ・一般 1,000円(800円) ・高校・大学生 800円(600円) ・中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金 ・豊田市内高校生、障がい者及び豊田市内75歳以上は無料(要証明) |
TEL/FAX | / |
参考URL | http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2014/special/araki.html |
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