面白いイベント情報を求めてイベニア

東京のインターメディアテクで開催される

東京大学に蓄積された“医学標本コレクション”。

その膨大な量と、比類ない質。
世界における有力な医学研究機関が有しているどのコレクションと比較しても遜色なし！
第一級資料体といっても過言ではありません。

それもそのはず・・・。東京大学が明治10（1878）年に創学されてから、この東京大学医学部には優秀な人材が集中。そして他機関に比較しても群を抜いた研究費が投じられてきたのです。

医学標本の収集蓄積および維持管理は容易でないのはご存じだろうか。
時には関東大震災のような天災が。
あるいは戦争。
あるいは大学紛争。

時代時代によって押し寄せる様々な困難を乗り越え、今、国内随一のコレクションとして現存している。
この貴重なコレクションを管理した先達たちがいかに労力と情熱を傾けてきたか・・。

一口の医学標本と言っても、生体標本だけでなく人造模型や医療器具・実験用具といった、教育や研究に供されてきた数多の資料が存在する。
現代は個人情報や人権尊重が叫ばれる時代。
国内では生体標本の一般公開は困難な状態である。
そして、その為模型や器具といった周辺史料公開の機会も減少している。

衰退の傾向が見える国内の医学史研究。
このイベントは、日本の近代医学の歩みを、幕末～明治前半の医学遺産をもって再構成するものである。


◆東京大学大学院医学系研究科・医学部標本室、総合研究博物館資料部医学部門に分蔵されている医学系学術標本は、1997年の秋に東京大学創立120周年記念ということで安田講堂で開催された特別展示「学問のアルケオロジー」にて一部公開されたが、総合研究博物館研究部にコレクションされている「近代医家三宅一族コレクション」と併せて、近代医学黎明期遺産としてまとめて一般公開が実現するのは、今回が初の機会！！！


◆木曜日は20：00まで, 金曜日は20：00まで
◆休館日・・・月曜　※月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館、年始年末休館

（2014/3/5　時点の情報）

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Comment紹介者コメント

イベニアスタッフ：せり
「学術の世界においては画期的なイベントなんでしょうね、きっと。
医学史研究が衰退しているのかどうかはわかりませんが、標本などは管理が大変な割に、展示資料などに活用できないと結果として金食い虫になってしまうのかな・・？」

※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。

住所	東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー2階・3階
会場	インターメディアテク
開催日時	2014年03月19日～2014年05月11日 11:00～18:00
料金	無料
TEL／FAX	/
MAIL
参考URL	http://www.intermediatheque.jp/ja/
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