葛飾応為「吉原格子先之図」 光と影の美
02.01[土]~02.26[水] / 東京都 / 太田記念美術館
≪謎多き、異才の女性絵師。北斎の娘、葛飾応為が描く吉原の格子の向こう側≫
2014/01/06(公開:2014/01/06)
東京都・原宿の太田記念美術館で行われる、浮世絵の展覧会イベント
あの天才絵師・葛飾北斎を父に持つ、異才の女絵師。葛飾応為という浮世絵師を知っている人は多くはないだろう。応為は天才浮世絵師として知られた、北斎の娘。自らも絵師として活躍した。代表作「吉原格子先之図」は、交錯する光と影によって、吉原の夜の情景を表現している。暗闇の中に浮かぶ遊女と遊客たちの姿は、幻想的な雰囲気もただよう。
美人画においては、父・北斎にも勝ると評価されたこともあった応為。一度は嫁いだが、気の強さが災いしてしまい離縁。その後は北斎の元で過ごし、北斎の晩年には、作品制作を補佐していたとも伝えられる。しかし、生没年は未だ分からず応為の作品はまだ世界で数点しか確認されていない。
「吉原格子先之図」のように、異彩を放つ作品を世に送り出した応為だが、作品数の少なさ、謎に満ちた生涯から、その名前はいまだ多くの人に知られることはない。この展覧会では、応為の貴重な代表作「吉原格子先之図」を中心として、歌川国貞、歌川広重等、様々な絵師による光と影をたくみに表現した浮世絵作品を紹介する。
<開催日時>
2014年2月1日(土)~2月26日(水)
10:30~17:30(入館17:00まで)
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
展示替え期間(月末), 年末年始(12/21~1/2)
(2014年1月1日時点の情報)
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Comment紹介者コメント
イベニアスタッフ:なずな
「とても幻想的で、美しい吉原の情景が描かれています。あの葛飾北斎に娘がいたとは、そしてこんなに素晴らしい技量を持った浮世絵師だったとは、知りませんでした。
光と影を切り取った作品がならびますが、日本の絵画ではあまりモチーフの影を表現することはないそうです。しかし今回展示される浮世絵には、西洋版画の影響を受けた陰影表現が見られます」
※あくまでイベニアスタッフの個人的な追記・意見・感想です。
住所 | 東京都渋谷区神宮前1-10-10 |
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会場 | 太田記念美術館 |
開催日時 | 2014年02月01日~2014年02月26日 00:00~00:00 |
料金 | ・一般 700円 ・大高生 500円 ・中学生以下無料 |
TEL/FAX | / |
参考URL | www.ukiyoe-ota-muse.jp/H2602-katsushikaoi.html |
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