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アートだけど食べられる?!驚きの芸術作品 「ARTS&FOOD 国際フード写真フェスティバル」

アイコンでも、美味しそう、というよりやっぱりアート

2014/04/16(公開:2013/09/20)

ARTS&FOOD 国際フード写真フェスティバル

東京 / アンスティチュ・フランセ東京

 

「アンスティチュ・フランセ東京」とは、フランス政府の公式機関です。語学学校、文化センター、 情報発信の役割を担う、いわば‘日本の中のフランス’。神楽坂のあたりは、フランスの方が多く住んでいたため、リトルフランス、とも言われているそうです。

そんなアンスティチュ・フランセ東京では、フランスの美食文化(ガストロノミー)を日本で紹介する「美食の祭典」を毎年開催しています。この一環として行われるのがArt&Food 国際フード写真フェスティバルです。

 

敷地内に足を踏み入れたときから、フランスの雰囲気が漂います。


建物の入り口

 


フランスの書籍が展示されています

 

 


カラフルです

 

 


ヨーロッパの街角みたい

 

施設の中のインテリアや、内装もとってもカラフルでスタイリッシュ。お手洗いもすごくオシャレでした。本当に‘日本の中のフランス’といった雰囲気。

 

写真展は、『美味なるものは視覚的にも美しい』というコンセプトで行われています。私たちが普段口にしている食物を、芸術的視点でとらえた作品が並びます。





カボチャ、ニンジン、オレンジ、魚など、見慣れている食材のはずなのに、中には良く見ないと何だか分からないものも・・・。思わずため息が出るほど、美しいものもあれば、シュールなものも、ちょっとびっくりするような作品も(例えば、魚の群れがそろってこっちを見ている、とか)

思ったほど作品数がなかったのですが、一枚一枚じっくり‘味わって’見てください。普段食べているものを形作る植物、生物の奥深さ、面白さ、そしてそれらに対する感謝が湧いてきました。食べるという原始的な欲求と、何かを美しいと思う思考、相反するもののようでもありますが、根底ではつながっている、という印象を受けました。

ただモノを食べて、消費するのではなく、それらの持つ意味、美しさ、そして勿論味も丁寧に感じながら味わおう、と思わせてくれる写真展でした。

 

そして、写真展を見て‘本物の’食事をしたくなったら、素敵なブラッスリー&カフェもあります。建物の中にも赤が印象的なオシャレカフェがありますが、外も気持ちよさそうです。

 

2013.09.20 文・写真 篠崎夏美

 

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