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“ぶちゃ可愛い”ワンコ大集合! フレンチブル、パグなど鼻ぺちゃ犬だらけ「鼻ペちゃ展」開催。

アイコン見ているだけで、思わずニンマリ。“鼻ぺちゃ犬”の魅力とは?

2016/02/09(公開:2015/10/28)
鼻ぺちゃ犬の合同写真&物販展「鼻ペちゃ展」 

浅草橋のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO」にて、フレンチブルドッグやボストンテリア、パグなど、“鼻ぺちゃ”な犬をテーマにした合同写真&物販展『鼻ぺちゃ展』が10月30日(金)から開催されます。

“鼻ぺちゃ”とは、短頭種、または短吻種犬(たんふんしゅ)とも言われる鼻が短い犬たち。「ぶひ可愛い」を合言葉に、見ると思わずにやけてしてしまうような、魅力あふれる犬たちの写真・グッズを紹介します。


犬をテーマにした写真展は何度か見たことはありますが、鼻が短い「鼻ぺちゃ」に特化した合同写真展はおそらく日本で初めて。

話題のプロ写真家から、SNSで人気のアマカメラマンまでが集まり、豪華競演が見られる合同展について、「TODAYS GALLERY STUDIO」にて全企画のディレクションを手がけるメディアクリエイター 浅岡裕季さんにお話を聞きました。 



――開催の経緯を教えてください

アートイベントは年間さまざまな場所で多く開催されていると思うのですが、犬を題材にしたイベントは極端に少ないと思ったのがきっかけです。

それならうちで大きいイベントをやってみたいという気持ちがありました。そして、うちらしさを出すのであれば、テーマを絞った方が面白いかなと思い開催に至りました。
 


―― なぜ「鼻ぺちゃ」犬をテーマにしたのですか?

個人的な話ですが、兄がボストンテリアを飼っていたのも理由のひとつです。表情が豊かで、なんとも(良い意味で)小憎たらしい。

ときに甘え、ときに怒り、ときにふてぶてしくなど、鼻ぺちゃ犬にしか出せない、そんな表情をひとつテーマに何か出来ないと考えました。


―― 今回とても可愛いイラストがHPやチラシに使われていますが、どなたが手掛けたものでしょうか? テーマなどはあるのでしょうか?

今までもそうなのですが、いわゆる「よくある写真展!」という感じのお固いイメージでは新しい客層には結びつかないと思っています。

このギャラリーを作った目的もそうですが、普段全くアートや写真展などに興味の無い方(もちろん興味ある方)にも、もっとアートの可能性を見て頂きたい。そして、足を運んでほしいそういった思いからデザインには特に気をつけています。

基本的に僕が草案みたいなものをお渡しして、デザイナーさんに製作して頂いております。「鼻ぺちゃ展」という言葉の語呂自体が、横に並べると少し固い印象のイメージだったので、あえてPOPな感じで誰でも気軽に遊びに来て頂けるようなイメージで製作しました。


 
―― 出展する作家さんはどのように選んだのですか?

TODAYS GALLERY STUDIOの主宰である沼尻がメインで選定しており、あとは個人的な思いで選んでいる作家さまも何組かいます。

例えば、出展者の中にbeedamaさんという福岡にある洋服屋さんと、そのお友達で作ったブランドがあります。個人的に前から存在は知っており、愛犬の犬服として何枚か所有もしています。そんな普段のアンテナからお願いする事も多くありますね。ここの犬服は、シンプルだけど可愛らしいデザインに加え、素材なども犬の事もしっかり考えられていることもあり、絶対出て頂きたいという思いからお声がけさせて頂きました。



―― 「ブサカワ」ではなく、「ぶひ可愛い」という合言葉にしたのはなぜですか?

うちの兄が飼っているボストンテリア(モップくん)は、夜な夜なこう鳴くんです! 「ぶひ! ぶひ!」 って(笑) その声、その表情がなんとも愛おしくて、そんなプラスのイメージで”ぶひ可愛い”という造語を作りました。


 
―― 好きな犬種を教えてください(鼻ぺちゃの中でも特に! という犬種があれば)

個人的には、やはりボストンテリアが好きですね。とにかくよく人の話も聞いているし、飼い主のことを理解してくれる。運動量も豊富なので沢山遊びにつきあってくれます!


 
―― ダックスフンド、コリーなど、鼻の長い犬をどう思いますか?

犬はすべて可愛いですよね。飼い主に忠実だし、信頼関係が見えるのもすばらしい。見ていて教えられる事も沢山ありますね。



―― 鼻ぺちゃ好きの共通点はありますか?(顔が似てくるとか……?)

良く言われていますよね。顔が似てくるって(笑)

あとは個人的な意見だと、猫の写真を撮る作家さんは、人に見せるために写真=作品を撮っているイメージで、犬の写真を撮っている方は家族のアルバムを増やすようなイメージでしょうか。そんな違いも面白いなと思いました。


―― 何種類くらいの「鼻ぺちゃ」犬が見られるのでしょうか?

犬種としては、ボストンテリア、ブルドッグ、シーズー、パグ、チンなどの作品も展示される予定です。また、フレンチブルドックのなかにも、純血なフレブルもいれば、混血のフレブルちゃんもいたりと、一同に集める事によって、そういった変化が見られるのも楽しみのひとつかと思います。


 
 
―― 「鼻ペちゃ展」公式グッズショップもオープンするようですが、初めての試みですか?
また、どんなものが購入できる予定でしょうか?

前回の「行ける工場夜景展」の時から少しずつ広げてはいるのですが、本格的にスタートするのは今回が初めてです。

ショップURL(10月30日オープン予定) https://tgs-asakusabashi.stores.jp/

いつもSNSなどで言われる事なのですが、会期がわずか2週間と短期なので、どうしても来られない遠方の方へ向けた新しい試みで作りました。公式グッズはすべて購入出来るようにはしておりますが、数は全く作っていないのですべて数量限定となる予定です。

個人的にオススメはもちろん限定の公式ガイドブックですが、その他には缶バッチやステッカーなど小物系も多数ご用意しております。また、残念ながら、会場内の物販品(首輪や犬服など)は会場限定となっております。


 

―― 見どころ、おすすめポイントなどを教えてください。

とにかく、360度、どこを見渡しても短頭種の空間です! これだけ的を絞って揃えた写真展はまずないと思いますし、作品数としては300点以上も見所のひとつです。

また、普段通販でしか買えなかった犬服やグッズが実際触って買えるところも嬉しと思います。さらに、もし同じ犬種を飼おうと思っている人は、作家さまの在廊日にぜひ来て頂きたいですね。今後のアドバイスや情報交換の場としてもお使い頂ければ嬉しいです。


 
―― 読者だけにこっそり教える、ここだけの話があれば教えてください。

弊社ギャラリー主宰である沼尻年弘が、今回初めて自分の作品を展示も致します。さらに、限定フォトブックの発売もあるのでこちらもチェックしてみてください!



―― 最後に一言

「鼻ぺちゃ展」は犬の写真をただ見に来る写真展ではございません。そこには飼い主、写真家の方々の奥深い愛情やストーリーなどが存在します。そんな想いをひとつひとつ切り取ったお写真を展示しておりますので、そのあたりもぜひ楽しんで頂きたいです。

あとは、ただ見るだけでなんか幸せな気持ちになれる作品が多いのも魅力です! なんか楽しい! なんかうれしい! それこそがアートってもんですから!
 

 
浅岡さんからは「写真だけを見て、可愛い=犬が飼いたい、という安易な気持ちで動物を飼うのだけはやめて欲しい」というお話もありました。確かに、犬を飼うということは、責任が伴うだけではなく、さまざまなことが制限されます。もちろん、それ以上に得る事が多いのも事実。
 
たくさんのカワイイ鼻ぺちゃ犬に囲まれて、幸せな気持ちになりましょう。

取材/篠崎夏美


<開催日時>
2015年10月30日(金)~11月15日(日) 11:00~19:00


参加アーティスト>
・白石ヨシヒロ
・タクマクニヒロ
・inu*maru 
・ちいぼう
・空のメ・コパン
・YUKIE

出展者は、上記ほかオギハラユリ、杉山順平、西山薫、沼尻年弘、松本弥生、beedama(NANA、rika)、hamtan、massui、Sachi、WANS tokyo、naonaoなど全19組を予定。


<入場料>
500 円(乳幼児以外は料金が必要)

<会場>
TODAYS GALLERY STUDIO 【東京都台東区浅草橋5-27-6-5F】


 
 













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