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今回、彼らが実現したのはかき氷屋ならぬ“マチョ氷”屋。マッチョ×かき氷。これまで人類が体験したことのないスイーツが誕生した。
第4弾 マッチョ企画「マチョ氷」
08.06[木]~08.18[火] / 東京都 / 渋谷マルイ 1F 神南キッチン(イベントスペース)
08.06[木]~08.18[火] / 東京都 / 渋谷マルイ 1F 神南キッチン(イベントスペース)
“全自動”がもてはやされる今の時代において、敢えて全て手動にてかき氷を作り、ふわふわ感ならぬ、ムキムキ感という新食感を掲げ、世の中のかき氷の概念を壊すものとなるという。
マッチョ29 デビューイベントにて
また、マッチョ6原則「禁煙、禁酒、非暴力」並びに「吸引(酸素)、飲蛋(プロテイン)、壊筋(筋肉細胞の破壊)」を厳守した最高品質の純国産マッチョが提供される。
“人力”にこだわり。マッチョがフルパワーで作るかき氷!
期間限定で渋谷マルイ1Fにオープンした“マチョ氷”に早速、向かってみた。お店は入ってすぐの好立地だが、周りは可愛いらしいショップばかり。「マチョ氷」ちょっと浮いている……?
お姫様抱っこ協会会長の鈴木秀尚代表にマチョ氷開催のきっかけを聞いてみた。
鈴木さん
「“マチョ氷”って響きだけですよね。それだけでやりたかったんです。元々はレモン絞り屋としてレモネードを作るか、マチョ氷屋にするか迷っていたんですが、夏だし“マチョ氷”にしようとなりました」
マッチョは隙あらば筋肉をアピールしてくる
マルイのバイヤーさんもムキムキな姿に!
聞こえてくるのは「いらっしゃいマッチョ!!」の掛け声。
威勢よく、上半身裸のマッチョたちが出迎えてくれる。流行発信地である渋谷、さらにオシャレなお店ばかりのマルイで、上半身裸のムキムキな男たち。不思議な光景である。
※マッチョと一緒に写真撮影したい場合、「マチェキ」を注文しよう。
常に熱を発していそうな(身体的にも精神的にも)熱いマッチョと、ヒンヤリかき氷は意外な組み合わせかと思いきや、かき氷機は手動ということで筋肉が必要なため(?)マッチョと氷は相性がいいらしい。
最近見かけない手動のかき氷機
注文が入るや否や、マッチョが全身の筋肉を使い、手動のかき氷機を回しだす。瞬く間に氷が削れていき、数秒でかき氷が完成。
あまりにかき氷機が軽々と動くので、もしや誰でも簡単に動かせるのでは? という疑問を持った。そこで鈴木さんに「これ、マッチョがやる意味あります……?」と問うた。
すると、鈴木さん曰く「実はあれ、常人には回せないくらいの重さがあるんですよ……。マッチョでないと削れないんです!」 ……まるで伝説の剣みたいなかき氷機だ。
繊細な盛り付け作業中でも筋肉アピールを欠かさない。さらに顔芸まで楽しませてくれた。
かき氷にシロップ&トッピングをのせて出来上がりというシンプルな手順だが、マッチョならではの筋肉サービスで、さまざまなポージングをしてくれたり、胸をぴくぴくさせてくれたり、マッチョ好きには堪らない演出が多数。
マッチョはかき氷作りにも全力である。特に作業をしていないマッチョも全力でポージング。
どこを見たらよいか分からない。
女子はドキドキ
男子もワクワク!?
心を込めて作ったかき氷を手渡ししてくれる。
白熊を倒す? マチョノ利休? 謎メニューの中でも注目はプロテイン味。
かき氷メニューは全部で3種類。
■シロクマッチョ 税込846円
たっぷりの練乳に、餡子、フルーツをトッピング。白熊を倒したあの時を思い出しながらマッチョは氷を削ります。
たっぷりの練乳に、餡子、フルーツをトッピング。白熊を倒したあの時を思い出しながらマッチョは氷を削ります。
■マッチャマチョ氷 税込846円
抹茶に餡子、白珠をトッピング。マチョノ利休も愛したと言われるこの一品。一口食べると、そこには茶畑を走り回るマッチョの姿が脳裏を浮かびます。
抹茶に餡子、白珠をトッピング。マチョノ利休も愛したと言われるこの一品。一口食べると、そこには茶畑を走り回るマッチョの姿が脳裏を浮かびます。
■3種のマチョ氷 税込540円
いちご、プロテイン、メロンと定番の3種のソースから選べる、マチョ氷定番の一品。
いちご、プロテイン、メロンと定番の3種のソースから選べる、マチョ氷定番の一品。
白熊を倒した時? マチョノ利休? とツッコミたくなるような説明文を読みながら、注文したメニューは『マッチャマチョ氷』と『3種のマチョ氷』の2種類。ちなみに『マッチャマチョ氷』はとても言いにくい!
3種のマチョ氷は、マッチョたちに「大丈夫ですか!? かなりプロテインですよ!?」と心配されつつ、プロテイン味に挑戦してみた。
3種のマチョ氷 プロテイン味
氷、粉状のプロテイン10グラム、氷、いちごシロップ、粉プロテイン5グラムの順に重なっており、全部で15グラムのプロテインが摂取できる。さらに仕上げに液状のプロテイン(ブラッドオレンジ味)もかけてくれる、プロテインの四重奏だ。
プロテイン味は……やっぱり、プロテインの味しかしない。ほんのりいちごシロップの味がするので、それなりに美味しく食べることはできる。しかし、どうしても氷と粉が分離してしまい“粉感”、もとい“プロテイン感”が消えないまま。
中にはプロテインの粉がしっかり残っている……。
マチョ氷店長のコアラ小嵐さんにプロテイン味について話を聞いてみた。
コアラさん
「我々もプロテイン味は試食しましたけど、これはもうちょっと改良の余地があると思います。いろいろ試したんですよ。プロテインを溶かしたものをかけたりもしました。なかなかしっくりするものがなかったですね。一番、美味しい食べ方としては氷が溶けるまで待ってもらって、飲み物として飲んでもらう。じゃあ、普通にシェーカーふれよって感じですけど(笑)」
プロテイン味はまだまだ進化の途中のようだ。
店長のコアラ小嵐さん
鈴木代表
「正直、プロテイン味はオススメしてないですね。今のところ一番人気はマッチャマチョ氷です」
しかし、プロテイン味はマッチョ的にオススメな部分もあるらしい。
コアラさん
「マッチョ的には意外と悪くないんですよ。プロテインも摂れるし、シロップの糖質も摂れるので、プロテインの吸収にはぴったりです。炭水化物(糖質)を同時に摂ると、プロテインの吸収率があがるんですよ!」
味はイマイチかもしれないが、マッチョを目指す人、マッチョ気分を味わいたい人にはオススメの一品だ。
一緒に注文したマッチャマチョ氷は、抹茶に白玉に餡子にと王道の組み合わせでなかなか美味しい。一番の人気メニューだそう。
マッチャマチョ氷
シロクマッチョ こちらも人気メニュー
代謝を大事にするマッチョはかき氷で体が冷えないか聞くと、コアラさんは「体が冷えても、我々はすぐに発熱しますので」と答えてくれた。さすがマッチョ。
メニューはマチョ氷以外にも、
□マチェキ 税込540円
店内のどこかで写真を撮ります。
□マチョセンス 税込1620円
ノリと勢いで作ったセンスです。
□筋肉 0円
プライスレス……!!!
など多数あり。マッチョファンには堪らない。
エポスカード最強! お姫様抱っこに、マッチョミニカードまでもらえる特典付き
マチョ氷屋はマルイの中に入っているため、EPOSカード掲示の方には、マッチョ29のオリジナルミニカード&お姫さま抱っこの特典もついてくる。
お姫様抱っこに挑戦する人多数。マッチョは女性にも、男性にも優しい。
マッチョ29のミニカード
筆者もお姫様抱っこに挑戦してみた。だいぶ重めの筆者だが、マッチョは軽々持ち上げる。安定感の抜群さはマッチョならでは。細マッチョではなかなか真似できないだろう。優しく上げ下ろししてくれるマッチョは紳士だ。
一気にマッチョファンになったのは言うまでもない。
「いらっしゃいマッチョ!」、「ありがとマッチョ!」、「でかいよ!」、「キレてるよ!」と終始、活気のある声が飛ぶマチョ氷は18日まで続く。
今年の暑い夏、マッチョの優しさとヒンヤリかき氷で、心と体のリフレッシュをはかってみてはいかがだろう。“手動”という、機械をはるかに超えた方法で生み出されるマチョ氷は、これまでのかき氷とは一味違うはず!
取材/舟崎泉美
<おまけ>
かき氷を作ってくれたマッチョさんに触らせてもらいました! 腕も、足も素晴らしい筋肉でした。