前回に引き続き、中央区でリアル宝探し(前編はこちら)
8個の宝箱のうち、4個は見つけたので残りを探す。一気に8個見つけたい場合、結構範囲が広いので、丸一日使う必要があるだろう。
時間がないこともあるが、今回は数日に分けて、少しずつ探すことにした。知らない街を歩くことなんて滅多にないので、折角なら色々見てみたい、という思いもあった。
宝探し二日目:歩数8303歩
この日は2個発見。夕方から始めたにしてはなかなかの移動距離。宝箱がありそうな場所も、なんとなく分かってきた。
今回は、あまり電車に乗らず歩いて移動した。距離が近いのに、電車の路線が分かれていて面倒だったからだ。そのため、宝箱を見つけた数は少ないが、 結構な移動距離になった。
時間が遅かったのと、行ったスポットが少なかったこともあり、同志には遭遇せず。かなり薄暗い中で、宝箱を探すのは少し心細い。周りに人がいないので、よけい怖い。あまり遅い時間に宝探しをするのはおススメ出来ない。
ただ、歩いている途中でお祭りをやっていたり、伝統工芸のお店があったり、色々な発見があった。残りの宝箱はあと2つ。
宝探し三日目:歩数7506歩
朝から雨・・・。 今日しか行ける日がないので、残り2つの宝箱を探しに行く。
近くの川もこんなに増水している。
今回の二か所は、場所は何となく特定出来たものの、正確な場所がはっきり分からないところ。雨の中、行ったり来たり。風も少し強まってきて、うろうろしていたら交番の中のお巡りさんかなり見られた・・・。確かに、こんな雨風の中、1人で歩いていたら怪しいかもしれない。雨の休日ということもあり、周りには殆ど人もいない。
身体が濡れて寒いし、見当をつけた場所に宝箱もないし、ちょっと切なくなってきた。第二候補の場所を探していると、恐らく同じように宝探しをしているのでは?と思える人達が。またしても、他人のおかげで見つけられた。もしあの人たちがいなかったら、雨の中また彷徨うことになっていたのでは・・・と思うと、恐ろしい。
雨の中のカモに自分が重なる・・・。
もとにかく、最後のポイントへ。こちらも大体の場所は分かったが、宝箱の場所が良くわからず。そして、またしても、他の宝探ししている人たちのお蔭で発見。このようなことで良いのか・・・と思うが、初回なので大目に見ることにする。
何はともあれ、これで8つの宝箱が見つかった!発見報告所へ向かう。
月島もんじゃ振興会協同組合
実は、前回も書いたがキーワードを書く欄を間違え、さらに野外で立ったままキーワードを書いて、字がいつもの数割増しで汚くなってしまった。宝の地図は配布場所が決まっているので、そこで新しいものを貰って書き直そうと思っていたのだが、ここにも宝の地図があった。
机を借りて、キーワードと応募に必要な情報を記入。そして、投函BOXへ。キーワード4~7個用の箱と、8個全部そろった人用の箱と、2つあるので注意。
タカラッシュ!新聞と、宝物IDカードを貰い、私の宝探しは幕を閉じた。
<体験してみた感想>
沢山歩くので運動にもなるし、知らない街を歩くのも楽しい。また、知っている街でも色々な発見があった。今回は、参加登録不要、参加費不要、自分の好きな時に、好きなだけ楽しめるイベントで、自由度が高いのも良かった。忙しい時でも、自分のペースで楽しむことが出来る。また、思い立ったときに気軽にやれるのも良い。
何より、クイズ、パズルをしているような「謎解き」と、実際に現地で宝箱を探す「宝探し」がとても面白かった。頭を使って謎が解けたときの快感、実際に宝箱を見つけたときのワクワク感は、最近体験したことがないような快感だった。手軽に、身近な場所で非日常を体験できるのが良い。
最初は不安があった宝探しだが、終わってみればかなりの満足感と、楽しさを感じた。機会があれば、次回もぜひ参加したい(一人は結構淋しかったので、出来れば次は仲間と一緒にやりたい・・・)
2013.10.20 文・写真 篠崎夏美