ひくひく動く鼻に、まあるいお尻、モフモフの体、どこからどう見ても「かわいい」要素しかないうさぎ。
そんなうさぎの魅力を思う存分堪能できるイベントが、浅草橋・TODAYS GALLERY STUDIOで開催される、うさぎの合同写真展&物販展『うさぎしんぼる展』だ。
『ねこ休み展』、『鼻ぺちゃ展』など、ペットたちのかわいい写真展で話題になった株式会社BACONの企画。期待高まる『うさぎしんぼる展』の様子をレポートしよう!
■人気アーティストの写真、250点以上を展示
会場へ入ると、壁一面のうさぎが来場者を迎えてくれる。モフモフ&モキュモキュの姿は、一瞬でやられてしまうかわいさ。
SNSなどで人気のアーティスト15組が集結した本展。写真の数は250点以上にも及ぶ。
Instagramでも大人気のアーティストmumitianさんが撮影するのは、たれみみのホーランドロップ“ぷいぷい”。季節に合わせた衣装がキュート!
うさぎフォトグラファーあおきたかしさん。うさぎ専門の写真家として、ペットのみならず、国内をはじめ欧州、北米、南米、アフリカなどで野生うさぎの撮影も続けている。自然体のうさぎが印象的だ。
Imai Tomokoさんが撮影するのは、7歳オスのネザーランドドワーフ“モキュ様”。多数のメディアに取り上げられるモキュ様は、“うさぎ界の神”とも呼ばれ、写真集『うさぎのモキュ様』(パイインターナショナル)を出すほどの人気ぶり。
■立体オブジェに、モキュ様動画も
見どころのひとつが、あおきたかしさんが制作した立体オブジェ『うさぎと草原と』。
草原に見立てた2115本の針金の間にうさぎが隠れている。縦横に規則正しく並んでいる針金の草。しかし、一か所だけ生えていない場所があるので、その箇所を見つけて楽しむのもいいかもしれない。
『モキュ様シアター』もオススメ。モキュ様の写真に囲まれながら、モキュ様を堪能できるシアタールーム。そのかわいさの虜になること間違いなし。
■バラエティ豊かな、うさぎグッズも多数
写真展だけでなく、物販展でもある『うさぎしんぼる展』では、各出展者の個性あふれるグッズが多数取り揃えられている。
これだけたくさんのうさぎグッズを購入できる場所は、『うさぎしんぼる展』以外なかなかないだろう。
300部限定、公式ガイドブックも発売。展示作品のみならず、未公開作、新作も多数掲載されている。
■主催者インタビュー
企画・立案を行うクリエイティブディレクターの浅岡裕季さんにお話を伺った。
――『うさぎしんぼる展』開催のきっかけは?
たまたま知り合いの編集者にうさぎ好きな人がいたんです。その方と話しているうちに、ちょっとおもしろそうだからやってみようと思ったことがきっかけです。『ねこ休み展』と同じで、本格的なプロの写真家さんから、SNSで人気のアマチュア写真家さんまで幅広い方に出展いただきました。
――見どころを教えてください。
立体作品ですね。こちらはあおきさんの作品なんですけど、実は、代官山で開かれた個展でも展示されていて今回は2回目なんです。しかし、針金の中の写真はその時とは違い全て新作です。こんなに大きい作品をウチの会場で置くことは基本的にないので、そういう意味ではかなり楽しんでもらえる作品だと思います。
あとは、モキュ様ですね。モキュ様のように、自分の家族として迎えられている飼いうさぎの写真は、やっぱりすごく愛情が伝わってくるんですよ。これだけの世界観がある写真は魅力的です。それだけ細かいところまでこだわってImaiさんも撮ってらっしゃいますね。
今回はモキュ様の動画を見られる『モキュ様シアター』も開催しているのですが、シアターの内装も今井さんにディレクションしていただいています。そちらも大変こだわっていますよ。
――これから『うさぎしんぼる展』に来られる方へメッセージをお願いします。
基本的にはかわいいうさぎですが、今回、あえて“しんぼる”という名前を付けたのは、作家さんのシンボリック的な写真を展示することで、かわいいとは違う部分を感じてもらえればと思ったからです。
なので、いわゆる自分のしんぼる的な写真がこの中にあるのか、見つからないのかっていうのも楽しんでもらえればいいですね。あとは、今まであまりうさぎに触れたことない方もこの展示をきっかけに、うさぎの魅力を知ってもらえればと思います。
ねこブームの裏で密かに人気のうさぎだが、ここまで作品数の多い展示は珍しい。
日々の自然な仕草から、洋服を着て人間さながらのポーズまで、アーティストの個性を生かしたさまざまなうさぎが見られる『うさぎしんぼる展』。モフモフ&モキュモキュのうさぎに癒されたいという人はぜひ足を運んでみてはいかがだろう。自分のしんぼる的うさぎが見つかるかもしれない。
取材/舟崎泉美
<会期延長決定!>
2016年 10月7日(金) ~ 11月6日(日)
11:00~19:00
休館日:月曜日
<会場>
TODAYS GALLERY STUDIO
(東京都台東区浅草橋5-27-6 5F)
<入場料>
500円/3歳以下は入場無料
TODAYS GALLERY STUDIO
(東京都台東区浅草橋5-27-6 5F)
<入場料>
500円/3歳以下は入場無料