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触手好き必見! 15キロの巨大ダコに絡まれる美女『Numeru Namada -ぬめなま展』

アイコンまるで浮世絵!? タコに墨を吐かれながら挑んだ、撮影の全貌が明らかに

2016/09/16(公開:2016/09/15)
 


コスプレイヤー・スイーツブロガー・干し芋アイドルなど、多方面で活躍をしているナマダさん。前回の展覧会『パンチラ2015』では1週間に2万人もの動員数を記録した彼女が、今回、生のタコと共演を果たした。

池袋・Gallery O で行われた、リアルなのにどこかポップな写真展『Numeru Namada -ぬめなま展-』。主催のナマダさんにお話を聞いた。




■タコはあたまにかぶるもの!? 「かわいいと思う。はやらせたい」



――開催に至った経緯を教えてください。

最初に私が「生のタコを使って撮影したい!」と言い出したとき、カメラマンさんも「やりたかったんだよね」とノッてくれたのが始まりです。本当は飲み屋などで開催して、タコ焼きなど食べながら見られるようにしたかったんですけど、場所がなくて。ギャラリーで展示することになりました。
 


――実際やるにあたり、抵抗などは感じませんでしたか?

ぜんぜんないです。ただ、実際にやるとなると、タコの仕入れなど簡単ではありませんでした。スタジオはご好意で、新宿の撮影のスタジオ貸してもらいました。

仕入れは、ミズダコがよく取れる北海道から、生きたまま届いたんです。あまり元気だと、口に歯みたいなものがあるから、噛まれることも。冷やして弱らせた状態で送られてきたので、そんなに吸盤で吸い付かれることもなかったです。



――タコとは仲良くできました?

そうですね……臭いし、大変でした。「どぅるんどぅるん」するんですよ!体に貼り付けても、安定しなくて落ちちゃうんで、固定が難しかったです。撮影の初めはタコも「生きてる感」がありました。

だんだんクタクタになっていくと、まだ扱いやすいんです。ちょっと死にかけなぐらいがすごく難しくて。墨を吐いたりするから、汚れを落としながら撮影しました。
 


――撮影している間に、徐々に死んでいったんですね……なんか悲しい。

悲しい……。ただ撮影中は、悲しむ余裕もありませんでした。重いんですよ、15キロ以上ある。本当は片手で持ったり、小脇に抱えたりしたかったんです。ブランドバッグみたくオシャンティーに。でも、手がぷるぷるするんですよ。それで、頭にかぶるか、ということになって。
 


――かぶる方が大変では?

安定するんです。茹でたタコの頭を切って私の頭にのせると、カポッとハマるんですよ。

――ゲーム『Splatoon(スプラトゥーン)』に出てくる「タコゾネス」にも似ています。

『Splatoon』知ってます! 家にゲームがないのでやったことはありませんが。「タコゾネス」、検索してみます。

――きゃりーぱみゅぱみゅさんとかにもやってほしいですよね。

ですよね、かわいいと思う。流行るといいな。
 


――茹でたコは「スタッフの皆さんがおいしくいただいた」のですか?

そうです。ブツ切りにして冷凍保存して、何度かタコパ(タコパーティ)を開催しているみたいです。私はまだ行けてないので残念です……。


■シュールな「タコ星人」登場。表参道、原宿を闊歩



――「タコ星人」の衣装を着た写真もありますが、これはどういうコンセプトで?

タコだけじゃもったいないから、他にも何か撮ろうよと言って、ハンドメイドの洋服・コスチュームを手がけている「四次元ニイハオ」さんに衣装をお借りしました。展覧会開催のかなり間際ですね。表参道駅のトイレで着替えて、原宿まで歩きました。
 


――「タコをモチーフにしたお店」の前でも撮られていますね。

あれ、べつにタコをモチーフにしたお店じゃないですよ、たぶん。たまたまそう見えただけで。

――そうなんですか!でも、もうタコにしか見えない……。

見えないですよね(笑)。






■今後の展望は、芋になること? 結婚してくれる「触手男子」も募集中



――前回の『パンチラ2015』は2万人もの来客に驚きませんでしたか

そんなに来るとは思わなかったです。Twitterで告知したときから反響が凄かったので、「もしかしたらヤバイ人数くるかもしれない」と思って、事前にいろいろ周りの人や、警察に相談して。



――警察にまで! 開催を止められたりしなかったですか?

大丈夫でしたよ。「もしも混んじゃったら、こういう風に気を付けて」みたいにアドバイスされただけです。
 


――今回のイベントの開催を決めたときの周りの反応は?

「いいね!」という意見が多かったです。触手好き女子多いんですよ。他のみんなもやってみればいいと思う。この撮影の苦労を味わって欲しい。

ちなみに今回タコを選んだのは、一番「触手っぽい」と思ったからなんですけど、ほかにもいい触手があったら、できる範囲でってところですかね。

あと、結婚するなら触手持ちの男子がいいです。なかなかいないんですよね、触手持ち男子。「触手持ち男子募集中」って、書いておいてください。



――わかりました(笑)。ちなみに今後の展開は?

決めてないです。今回もノリで決めたので。コスプレイヤーと呼ばれているわりにはあまりコスプレもしていないですが、頼まれればなんでもやります。

――コスプレのリクエストは受け付け中ですか?

みんな無茶ブリしてきそうだな……。本当に力を入れたいのは、芋だったりするんですよね。

 

――芋をがんばりたい、ですか?

芋にでもなってみましょうか。土の中で芋の一生を表現する……。もはやコスプレなのかなんなのかわからないですけど。とりあえず土に埋まって、天日干しされるとか、干し芋の気持ちになってみたいですね。

――どうなるか楽しみです(笑)。


■終わりに
 


自分から「タコと写真を撮りたい」と言い出したこともあって、発想が自由過ぎるナマダさん。今回のファッションもうかがってみると、上半身は「四次元ニイハオ」のタコ印のタンクトップに、頭につけているのはタコ印のパンツ(!)とのこと。大胆すぎる!



初めて告知を目にしたときは「変な催しだなぁ」と思ってしまった今回のイベント。だが、実際にナマダさんという人に触れ、筆者自身の心もどうやらタコのような触手で絡み取られてしまったようだ。

とりあえず『ぬめなま展Ⅱ』の開催、いつデスカ?

取材/平原学































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