様々なゾンビイベント、ハロウィンなどにお役立ていただければ幸いです。
自他ともに認める不器用な私でも、意外に上手くできたので方法をご紹介します!
かなり簡単なので、ハロウィンのコスプレ衣装にお悩みの方はぜひやってみてください。
こちらを参考にしつつ、アレンジを加えました。
【ZOMBINA ブキッチョさんでもすぐできる!簡単ゾンビメイク・マニュアル】
http://www.zombiena.net/2013/05/blog-post.html
http://www.zombiena.net/2013/05/blog-post.html
<用意するもの>
今回はテーマを“社畜ゾンリーマン”に設定。服は着なくなったものなら何でも良いのですが、予め「自分はこういうゾンビになりたい」、というのを決めておくとスムーズです。
◆加工するための服
・いらないワイシャツ(これがあったのでサラリーマン風に決定)
・100円ショップのネクタイ(一応礼装用)
◆道具
・切る&破く・・・カッター、はさみ、やすり
・彩色・・・血糊、絵の具
(血糊はゾンビーナさん監修「誰でも簡単ゾンビメイクセット」のものを使いましたが、ロフトなどで300円くらいで売っています。絵具はできれば衣料品用がいいかも。)
・汚れ防止・・・新聞紙、ウエットティッシュなど
◆その他
・100円ショップの伊達メガネ(サラリーマン感を演出)
・100円ショップのマニキュア(爪が腐ってる感を演出)
①服をボロボロにする
躊躇なく、思い切り、服にハサミを入れます。
ちょっと切れ目を入れたら、手でビリビリと裂くと良い感じです。
ジーンズのダメージ加工で紙やすりを使う、というのを聞いたことがあるので試してみましたが、ストライプ柄が薄くなって毛羽立っただけでした。生地が白いとダメージが目立たないのですね。
古びた風合いは出たかな?
カッタ―でも切れ目を入れます。生地をひっぱりながらやると良い感じです。
机に傷防止のシートを敷くのが面倒だったので、傷が付かないようワイシャツを丸めて適当にザクザク切っていきました。破け方もランダムになるし、服もシワシワヨレヨレになるし、良いと思います。
これだけでもかなりボロッとしてきました
ポイントは『適当』。いつ、どんなところが破けるかなんて誰にも分かりません。あと、ゾンビはそんなこと気にしちゃいけません。
ランダムこそ自然。適当こそ至高です。面倒な方は、服を着たまま砂利道や荒れ地を転がり回るのもおススメです。血糊を付ける手間も省けるでしょう。
ネクタイを加工するの忘れてました……。黒であまり傷が分からないので適当です。
さすが100円、すぐヨレヨレになってくれました。
②服を燃やす(自己流)
最初の道具準備に入れ忘れたのですが、“火”があるとかなり本格的なダメージ加工が出来るのでおススメです。私はチャッカマンで炙ってみました。
しかし、チャッカマンは火をつける際にずっとレバーを握っていなくてはならないので、指が疲れます。そこで思いついたのがキャンドル! これなら手も痛くないし、癒し効果も得られるし、一石二鳥です。
うふふ、癒される~。天才的発想と言わざるを得ないですね。
ここで大きな誤算が!!
キャンドルの炎は上にしか向かないのです!! 物理の原則を忘れておりました。このままでは燃やしづらいし、熱いし、予想外の方向に燃え広がるし、何よりすごく危険!!!
そこで私は考えました。「炎を動かすんじゃない。私が動くんだ!」とね。
服を丸めて、さきっちょだけをジリジリあぶります。バサッと服を広げてしまうと、想像以上に燃え広がるので危険です。焦らず、少しずつ、少しずつ。
丸めることで絞り染めのように、丸く燃やした跡がつきます。
煤けた風合いも出ますし、良い感じのダメージ加工になりました。
※注意 服の材質によっては危ないものもあるかもしれないので、各自自己責任でお願いします。そして、火の取り扱いには十分に気を付けてください。
ちょっと一息
ふぅ~、火の取り扱いで神経をすり減らしてしまったので、このあたりで休憩を挟みましょう。しかし、ただのコーヒーブレイクではありませんよ。
③服に色を付ける
ドリップし終えた後のコーヒーで、服に汚れた風合いを付けていきます。紅茶のティーバッグでも良いですし、なんなら緑茶でも良いでしょう。
ほのかなコーヒーの香りがついてGood!
思ったより色が薄めですが、まぁ泥水なんてこんなものでしょう。濃い汚れにしたい方はエスプレッソや、インスタントコーヒーを濃いめに溶かしたものをどうぞ。
④思い出したようにやすりをかける
ふと思いついて、カッターで作った切れ目にやすりをかけたところ、良い感じのほつれが出来ました。その差は一目瞭然! 使えない子扱いしてごめんね!
あらっ? あんた、使えるじゃない!
BEFORE
AFTER
⑤再び色(血のり)を付ける
このためにパレットやら、絵筆やらも買いました(100均で) 何だか懐かしい感覚です。絵の具の赤だけだと、リアルな血の色にならないので適当に茶色や青、黒などを混ぜました。
※血糊はさすが、そのままでも立派な血液です。
※血糊はさすが、そのままでも立派な血液です。
血糊(真ん中)はどろっとしてて、リアル
推理マンガで見るような「血痕」を付けたかったのですが、これがなかなか難しい。ある程度水分を含ませないと液体が垂れないし、かといって水を多くすると色が薄くなってしまうし……。
色は良い感じなのになぁ。
とりあえず、引き続き適当に色を付けます。筆をピッピッ、と振ると良い感じの“返り血”が演出出来ます。「グサッ、ガブッ!」などなど、脳内で効果音をつけつつ彩色。ちなみに、先ほど燃やした部分はパリパリになっていて、色が付きにくかったです。生地にポリエステルが入っていたからでしょうか。
結構はねるので注意
気分もノってきたので“手形”も付けます。自分が襲った相手のものか、相手に襲われたものか分かりませんが、血糊と絵の具を適当に混ぜてを手のひらにぬりぬり。
わぁ……。結構えぐい。
手のひら、5本の指が綺麗に残る手形にするのは、なかなか難しいです。何度か上から重ねました。
まんべんなくつくようにベターッ。
はい、手形がつきました。
手に残った血はシャツで拭ってしまいましょう。それもまたリアル。
折角なのでEvenearの名前も書いてみました
<完成! 作成のポイントは“適当”>
休憩や片づけなども含めて、一時間ほどで完成。私は写真を撮ったり、色々他のことをしたりしながらだったので、集中してやればもっと早く出来ると思います。
BACK
FRONT
自分で言うのも何ですが、結構いい感じだと思います。「あれ? あのブランドの新作かな?」ってくらいの出来栄え(自画自賛)
何より、適当でいいのが素晴らしいですね。作業手順も、方法も、適当です。だって、ゾンビですから! 適当でいいんです。ゾンビはちょっとくらい曲がったり、汚れたり、変でも気にしません。
<着る時に気を付けるべき点>
・袖ではなく穴の部分に誤って腕を突っ込んでしまうと、穴が広がる。
(どうせボロボロなので別にいいんですけど)
・焦がしたところは素材により固くなるので、チクチクする。
・穴が開いてるので、ちょっとスースーする
→中にインナーを着て対応してください。
気の向くまま布を切り裂き、思うがまま血糊をぶちまけ、ストレス解消にもなります。そして、これを着てゾンビメイクをしてゾンビになりきれば、さらにスッキリすること間違いなし。
ゾンビ、楽しいですよ。
篠崎夏美