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「明和電機カフェ」で、不思議な世界にどっぷりハマってみた。コラボメニューも全部食べてみた!!

アイコンあの『オタマトーン』がスイーツに!明和電機カラー‘青い’ケーキも・・・。

2014/11/08(公開:2014/11/08)

10.21[火]~11.11[火] / 東京都 / ライヴスペース&おんがく食堂「mona records」

下北沢から徒歩1分のライヴスペース&おんがく食堂「mona records」で、アートユニット「明和電機」とコラボした「明和電機カフェ」が期間限定でオープンしている。

明和電機とは、土佐信道さんプロデュースによる中小電機メーカーを模した芸術ユニット。メンバー全員が青色の作業服をまとい、社長、副社長、経理、工員と互いを呼び合って活動している。ちなみに社長は土佐さん。魚をモチーフにした「魚コードUSB」や、音符の形をした電子楽器「オタマトーン」などが有名だ。 




ということで実際に明和電機カフェにお邪魔してみることに……


店内に入ると、思った以上に落ち着いていて「えっ!普通のカフェ?」と思いきや、よーく見るとものすごく自然に明和電機の作品の数々が飾られていた。


うっかりすると見逃す魚

骨型電気コード「魚(ナ)コード」


ところどころにオタマトーン。巨大オタマトーンは残念ながらオブジェなので演奏はできない


思わず触ってみたくなる作品の数々(お触り禁止!)。
左から「魚立琴(なたでこと)」、「コイ・ビート」、「パチモク」、「サバオ・マスク」。他にもたくさん展示されている

今回のコラボカフェでは「オタマトーン」と、今年9月には発売された「Mr.Knocky(ミスター・ノッキー)」を自由に触って遊ぶことができる。店内では販売も行っているので、気に入ったら購入して帰ることも可能だ。明和電機監修の限定メニューも提供しており、ファンはもちろん、子供から大人まで楽しめる盛りだくさんの内容。

 

2回目の明和電機とのコラボ

実は「mona records」と「明和電機」のコラボカフェは今回で2回目。店長の行(ゆき)さんはもともと明和電機が好きでデビュー当時から知っていたのだとか。 
「たまたま明和電機のスタッフの人と知り合いになって、カフェとコラボできたらいいよねって盛り上がって実現しました。1回目は店内を100体近くの『オタマトーン』が埋め尽くして、もうそれはすごかった」と行さん。


「うまくないですよ(笑)」と言いながら「オタマトーン デラックス」を演奏してくれた行さん。
しっかりメロディを奏でており、かなりの腕前でした。

行さんに明和電機の魅力を聞いてみると、「『それって魚にする必要あるの?』みたいな、必要なさそうな斬新なデザインがすごく面白くてずっと好きですね。中小企業を模している、とかコンセプトがしっかりしているのも魅力です」と教えてくれた。


明和電機の文房具、DVD、楽器など幅広いラインナップのグッズを発売中



思わず夢中になってしまう魅力的すぎる楽器たち

店内にはご自由にお楽しみください、と2つの楽器が置かれている。「ミスター・ノッキー」と「オタマトーン」だ。

新作の「ミスター・ノッキー」。色は白と黒の2種類(税込:3996円)首からかけて演奏したり、空き缶を装着して違う楽器を叩かせたりなんてこともできてしまう

「ミスター・ノッキー」はワイヤーケーブルで接続された専用コントローラー「バチ型コントローラー」を振るだけで、ノッキーがポコポコ遠隔演奏をしてくれるというなんとも不思議な楽器。
実際に演奏してみると、期待した以上に楽しい!自分の手の動きに合わせてノッキーがリズムを奏でてくれるのがとても心地いい♪取材という名目を忘れてずっと遊んでいたくなる代物!詳細が気になる人はぜひ、動画を確認してほしい。
https://www.youtube.com/watch?v=DcYUfO-5_Dc



カラーバリエーション、デザイン、機能もいろいろ。基本のオタマトーンは3024円で販売中

続いては「オタマトーン」!こちらも、音符の形の棒の部分に触れるだけで音が出せる不思議な楽器。指をスライドさせるとまるでトロンボーン。口をつまんむとビブラートがかかる。ノッキーと同じくやっていると楽しくて夢中になってしまう。「オタマトーン デラックス」なら音程を取りやすく機能も充実しているのでおすすめだそうだが、残念ながらカフェでは在庫切れ。



味も見た目も抜群のコラボメニュー3連発



楽器で一汗かいたら期間限定のコラボメニューを味わおう。メニュー3品を全部注文してみた。


ホウレンソウ、トマト、リンゴ、豆乳をシェイク!

まず1品目はこちら「社長の朝ジュース(550円+税)」。

なんとこれ、実際に土佐社長が毎朝飲んでいるものを再現したそう。トマトの酸味がしっかりきいたヘルシーな味わい。毎日飲んだら社長のようにパワフルな日々を送れるかも?

 
パンナコッタの周りは溢れんばかりのフルーツ。実は血の海を表現しているという裏話も……

2品目は「オタマパンナコッタ(450円+税)」。

オタマトーンをデザートで表現したというこちらのメニュー、音符の棒の部分はどうなるのかと思ったらまさかのストロー。口の部分まで丁寧に再現されていて、見ているだけでキュンキュンして食べるのに勇気が必要だった……。(ガッツリ食べたけど)甘さ控えめのプルプルパンナコッタはパクパク食べられてしまう。


何を使って青くしたかは店長の行さんが知らず、謎のまま(笑)

ラストを飾るのは「明和電機ケーキ(500円+税)」!!

明和電機のカラーのアプリコット入りアイスチーズケーキ。粉糖で再現された明和電機という細かい文字は、写真撮影の後に息で飛んでいってしまった。見た目の色はどぎついけれど、チーズが濃厚ながらさっぱりした後味がとてもおいしい♪


期間中「mona records」では通常メニューも提供。食後のデザートにもってこいの3品

明和電機の世界にどっぷりはまることができるカフェは、日本中どこを探してもここだけ!期間限定の明和電機カフェは11月11日までと残りあと僅か。ファンの人も、そうでない人も、心ゆくまで明和電機ワールドを堪能してみては?カフェを出るときには明和電機にハマること間違いなしだ。



店員さんも期間限定明和電機ワンピースを着用。たまりません!


オタマトーン、買おうかな…



2014.11.07 文・写真 田村里佳
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