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開催前にこれだけは!日本最大級のチーズの祭典「チーズフェスタ2014」を楽しむ【ポイント6つ】

アイコン国内外から約200種類のチーズが集結。

2014/11/06(公開:2014/11/06)

11.11[火]~11.12[水] / 東京都 / EBiS 303


チーズ普及協議会、日本輸入チーズ普及協会は、11 月 11 日を『チーズの日』、11 月を『チーズの月』と制定している。チーズフェスタはチーズの普及と消費拡大が目的のイベントで、1992年に始まり今年で23回目を迎える。

とにかく、チーズ、チーズ、チーズ!!これだけ様々なチーズに関するコンテンツが集まるイベント、他にはないでしょう。何だかすごそう!

チーズは大好きだけど、知識は全くない記者が 『具体的にどこがどうすごいのか?』チーズ普及協議会専務理事・中川さんに電話でお話を聞いてみました。


Q.日本では年々チーズの消費量が増えているそうですが、どういった背景があるのでしょうか?

A.チーズは食材として多岐にわたって使われています。昔はお酒のつまみ、という食べられ方が多かったのですが、最近では様々な料理に使われています。さらに、コンビニエンスストアなどでもチーズを使った菓子パンや、お菓子など様々な商品にまで広がったことなどもあり、消費が増えています。

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確かに、最近チーズのお菓子を良く見かける気がします。おつまみ系のスナックにもチーズを使ったものが増えていますよね。ところで、日本人は1年に約2.4kgのチーズを食べているそうです。結構多いな、と思ったのですが、海外に目を向けると

1位フランス:26.2kg  2位アイスランド:25.2kg  3位ルクセンブルク:24.4kg

なんと、日本の十倍以上のチーズを消費しているのです!!
※データは2012年のもの

26kgのチーズを想像するだけでお腹いっぱいです・・・。中川さんによると、これは発酵食品文化の違いではないか、とのこと。日本はお味噌、漬物などの発酵食品を良く食べますが、ヨーロッパ諸国ではそれがチーズにあたるのでしょう。歴史、文化の違いが消費量に大きく反映しているのですね。

 
Q.今はどんなチーズが人気なんですか?

A.ナチュラルチーズのカマンベール、クリームチーズなどは順調に売り上げが伸びています。その他、プロセスチーズでも「うまみ乳酸菌」を加えたコクのあるものが人気ですね。味の深みがあるものに対する需要が膨らんでいます。チーズの味そのものに敏感な人、コクのあるチーズ楽しむ人が増えています。

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チーズ自体の種類も増えていますし、その楽しみ方も広がっているようです。加熱することで保存、加工がしやすいプロセスチーズは100年以上前に日本に伝わり、その技術が発展してきました。様々な形状のものが作られ、最近では舌触り、風味をナチュラルチーズに近づけたものも増えているとか。

☆ ここがポイント① ☆
日本でも“本物志向”の人が多くなって来ているのかもしれませんね。チーズフェスタなら様々なチーズの試食が出来るので、チーズ初心者にもおススメです。自分の好きなチーズに出会えるかもしれませんよ。



Q.チーズの魅力とは?

A.
料理に使ったり、そのまま食べたり、幅広い楽しみ方があることです。さらに健康面でも優れた食品です。ビタミンc、食物繊維以外のすべての栄養素が入っているんですよ。

またカルシウムも豊富です。牛乳を飲んでお腹がゴロゴロしてしまう方がいますが、チーズはその原因になる『乳糖』が加工の時点で取り除かれるので、そういった人でも食べやすいですね。

さらに、宇宙飛行士の中には、チーズを持って宇宙へ行く人もいます。無重力状態だと骨が弱ってしまうので、カルシウム補給のためです。

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宇宙とチーズ。ちょっと意外な組み合わせにも思えますが、健康の為にチーズはとっても有効なんですね!今回のチーズフェスタでも、公益財団法人宇宙少年団(YAC)の 元 JAXA 宇宙教育センター職員さんによるトークショーが行われます。宇宙に持っていったものと同じチーズも購入出来るかもしれません。


オリジナルキャラクター「ハイ!チーズ君」

昨年度初めて登場した、チーズフェスタのロゴをモチーフとしたオリジナルキャラクター。好評を受けて、今年も登場予定!頭の上の3本の毛(?)の再現率がすごい。


Q.チーズフェスタには様々な企業が出展していて、催しも多いですね。
チーズに関係するイベントとしては、日本最大級と言えるのでは?

A.食品業界のイベントの中で、23年続いていて、さらに一般の方々を招待して、無料で行っているのはチーズフェスタくらいではないでしょうか?
売上収益金は、公益財団法人日本ユニセフ協会に寄付しています。世界の子どもたちの命と健康、権利を守るさまざまなユニセフの活動に使われていて、社会貢献の一つにもなっています。

***
色んなチーズが試食出来て、レシピの紹介や、トークショーまで、チーズの魅力を満喫出来るイベントです。それが入場無料!良いんですか!?

☆ ここがポイント② ☆
日本でも類を見ない規模・内容のイベント。試食・販売ブースの他、トークショーなどのステージイベントも充実。しかも、無料(大事)。しかも、社会の役に立つ(とっても大事)。

   

    
過去のイベントの模様
 

Q.20年以上続いているチーズフェスタですが、開催を続ける中で変わった点はありますか?

A.今年3回目を迎える、チーズを使ったレシピコンテストチー1 グランプリ」です。メーカーからのチーズに関する情報発信は沢山ありますが、実際にチーズを購入する消費者の方がどのように使っているのかはまだまだつかみ切れていないところが多い。それを紹介してもらって、コンテスト形式にして当日グランプリを発表します。

今回のテーマはご当地食材、郷土料理です。地域の食材を使ったメニューなので、地元の人たちも自分たちの所でとれた食材だ、と身近に感じてくれますし、スーパーなどでも紹介しやすいのではないでしょうか。

***
ご当地食材を使ったり、チーズを使って郷土料理をアレンジしたりしたレシピコンテスト。なんと、997点の応募があったそうです。最近では学校の参加も増えているそう。現在、全国6ブロックから12作品が選ばれており、会場でグランプリが決定します。

チーズの美味しさを活かしていることはもちろん、地域色のあるレシピであること、家庭で手軽に作れること、美味しそうな見た目であることなど、厳しい基準があります

☆ ここがポイント③ ☆
「チー1グランプリ」 、997点の中から選ばれるのは果たしてどのレシピ!?
※決戦レシピは
こちらでも紹介されています。家庭でもぜひ作ってみては?

 

Q.チーズフェスタには、何種類くらいのチーズが集まるのですか?
また、
どんなチーズが人気なのでしょうか?

A.日本から約50、海外から約250種類が集まります。 人気があるのは、カマンベール、パルミジャーノ・レッジャーノなどです。パルミジャーノ・レッジャーノは、過去にステージでスライスして即売会したこともあって大好評でした。アミノ酸たっぷりですよ。 

***
これだけの種類のチーズが一堂に集まるなんて、なかなかないですよね!スーパーなどではお目にかかれない、珍しいチーズもあるかも!?

☆ ここがポイント④ ☆
どれにするか迷っちゃう!?国内外から200種類以上のチーズが集結。

   
過去のイベントの模様

Q.今年は「お餅」とのコラボがあるそうですが、なぜ「お餅」なのでしょうか?

A.チーズ普及のテーマとして、ピザ、グラタンはもう当たり前です。私たちは日本人ですし、和食にチーズということで、ここ数年間様々なコラボを考えています。最近だとお味噌、ごはん、冷凍めんなどの協会と一緒にメニューのコラボレーションをしてきました。今回のイベントでは試食の他、メニューレシピの紹介もあります。

***
チーズ=洋食、のイメージは昔のもの。今は和食とチーズの組み合わせも増えています。個人的にはお餅もチーズも大好きなので、最高のコラボだと思います♡ 磯辺焼きにチーズを挟んだりはしてますが、他にどんなレシピがあるのか気になりますね。

<チーズフェスタ2014 主なプログラム>

◇メインステージ:
チーズメーカー各社による、おすすめのチーズを使用したレシピ紹介や、スペシャルゲストを招いてのチーズに関するトークショーなど。

◇世界のチーズ紹介コーナー:
チーズメーカー各社のチーズをサンプリング及び紹介。

◇試食・販売コーナー:
協賛各社の代表的なチーズを試食可能。お気に入りのチーズはその場で購入!

◇ドリンクコーナー:
ワイン・ビールをはじめ、多彩な飲料も用意。チーズとの新たなコラボレーションを提案。

◇チーズ相談カウンター:
チーズに関するあらゆる疑問や質問に、チーズマスターがその場でお答え。

◇お餅とチーズのコラボレーション:
「お餅」とチーズの新しいおいしさを体験出来る試食コーナー。

◇業務用チーズ商品コーナー:
外食関係の皆様のニーズに応えする、おすすめの「業務用チーズ商品」を紹介。

詳しくは公式HPで確認 http://www.cheesefesta.com/ 


☆ ここがポイント⑤ ☆
チーズだけではなく、飲み物も!お酒好きにも嬉しい。

☆ ここがポイント⑥ ☆
チーズの専門家が集まるので、分からないことはどんどん質問出来る。



・・・最後に、こんなことも聞いちゃいました。

Q.中川さんが個人的に好きなチーズや、その食べ方を教えてください!

A.すぐに思い浮かんだ食べ方は、サラダにブルーチーズをかける方法です。他には何もかけずに、ブルーチーズをまぶしてドレッシングとして使います。あとは、パルミジャーノ・レッジャーノが大好きなので、そのまま食べたり、サラダに入れたりします。

それからゴルゴンゾーラのペンネ。実は、私が唯一作れる料理なんです(笑) 

***
ゴルゴンゾーラのペンネは、いつも奥様に催促されて作るそうで・・・。「奥様もお好きなんですね~」とお伝えしたところ『いやー、自分の仕事が減るからでしょう(笑)』とのことでした!

チーズを知り尽くしたチーズ普及協議会専務理事がおススメする食べ方、ぜひ真似してみては?そして、そんな中川さんが作るペンネ、一体どんな味がするのか食べてみたいですね~。


チーズに関する楽しくて、美味しくて、ためになるイベント盛りだくさん!チーズの魅力にどっぷり浸れますよ。

第23回 チーズフェスタ 2014 11.11[火]~11.12[水] / 東京都 / EBiS 303


2014.11.01 文・篠崎夏美
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