秋葉原に“美尻の部屋”、なるものがあるらしい。
美尻・・・。なんて魅惑的な響きなんだ・・・。美尻の魅力には女子と言えども抗えない・・・。
どうやら、あの『ハイサワー』とコラボした期間限定イベントらしいのだが、なぜ‘美尻’なの・・・?
カフェで働く女性店員で結成されたグループ「和茶屋娘(なごみちゃやむすめ)」と、博水社社長の田中秀子氏が、期間限定でアイドルユニットまで結成しているらしい。
・・・社長何やってんすか。
CMでお馴染みの「わ・る・な・ら、ハイサワー」のキャッチフレーズをかわいくアレンジした楽曲「シュビドゥバ♪ハイサワー」【歌唱:ハイサワーの三代目社長 田中秀子、和茶屋娘(椿・ちまき・ときわ)】まで制作している。CMサイズかと思いきや・・・フルサイズ!!
ハイサワーの本気を感じる。
ハイサワーを販売する博水社が、秋葉原の旅館をイメージしたネットカフェ「和(なごみ)style.cafe」とコラボレーション。期間限定のコラボカフェがオープンする。
コラボカフェイベントの目玉となるのは、博水社製の人気の美尻カレンダー、美尻グラスなどの歴代“美尻グッズ”が展示された、一室限定の「美尻の部屋」。2010年から5年間分の厳選された究極のお尻たちに囲まれる体験が出来る。
その他にも、「アイドルサワー」、「電器街マッドサイエンスサワー」、「ツンデレサワー」、「弾幕濃いよ!何やってんの!サワー」、「マターリゆっくりしていってね!!サワー」など、ユニークな名前のオリジナルサワーが登場する。
さらにコラボメニューを注文すると、豪華景品が813ハイサワー人に当たるくじ引きも開催される。
これがネットカフェ!?非日常な雰囲気満点の店内
京都の旅館をイメージし、和みと癒しを追求したネットカフェ。お店の扉は100~120年前のものとされる蔵戸を使用しており、 とてもネットカフェの入り口とは思えない。
左)趣のある扉 右)イベント期間中は特別に、受付前スペースでもドリンクを飲むことが出来る。
ハイサワーのグッズが飾られ、お祭りのような雰囲気。
左)番傘とハイサワーの提灯が違和感なくマッチ 右)中庭の飾りつけも気合が入っている。
金魚、蝶など、壁紙も和風。天井には紙製の金魚がぷかぷか。
ここ、本当にネットカフェ!?‘美尻部屋’も気になるけど、このお店自体も相当面白い。ちなみに、女性スタッフ‘和茶屋娘’さん達の制服も相当可愛い。大正ロマン漂う矢絣の袴・・・と思いきや、後ろにはふわふわの黒のレースがあしらわれている。
遂に公開、これが‘美尻部屋’だ!!
可愛らしい和風の店内、大量のマンガ棚を眺めつつ進んでいくと、いよいよ例の部屋に到着。
楽園の扉が今、開かれる!!!
楽園の扉が今、開かれる!!!
チラッ。
・・・ウワァーオ!! ま、眩しい!!尻だ!!!尻があるぞ!!!!
ぷるーん! ばいーん!! どいーん!!
見渡す限り、お尻、お尻、お尻・・・。30もの選び抜かれた美尻が、大迫力で迫ってくる。 想像以上のインパクトだ。感じ方は人それぞれだと思うが、安心したと言うべきか、残念ながらと言うべきか、そこまでエロい感じはしない。エロさより健康さを感じる。
個人的は胸派なんだけど、美尻って・・・。いいね・・・。
畳敷きの和室はグループ席で、2人以上のお客様が優先とのこと。使用中以外は解放されているので、空いていれば自由に観覧&撮影可能。
美尻グッズ誕生のきっかけは『タモリ倶楽部』
そもそも、なぜ「ハイサワー」で‘美尻’なのか?
左)これでもか!のお尻オンパレード 右)手前はオリジナル美尻缶バッヂ
私が知りたかったことは、こちらの動画で解明した。(動画はコラボルームでも鑑賞可能)
★ポスターは居酒屋さんにお渡ししていたが、3日で盗まれてしまうくらいの人気ぶり。その後カレンダーなども制作されるようになった。この美尻カレンダー、毎年夏ごろから注文が入るなど、発売を待ち望むファンも多いらしい。
★お尻を選ぶ基準だが、年ごとに「隠れテーマ」がある。‘ツンとしたお尻’、‘丸いお尻’、敢えて全身を入れてみる・・・。色んなお尻があるので、自分の好きなお尻を見つけてみたり、どのお尻が好みか友達と話してみたりするのも楽しい。
※ちなみに博水社・田中秀子社長のイチオシは、黒ビキニで座っているお尻らしい。
※ちなみに博水社・田中秀子社長のイチオシは、黒ビキニで座っているお尻らしい。
★当初、男性社員だけでお尻を選んでいたが、田中社長曰く「男子中学生が隠れてエロ本見てるみたいな雰囲気」になってしまったため、今では女性社員も加わっているそう。ハイサワーは強炭酸が特徴なのでバァーン!!と元気な気分になるようなお尻をセレクトしているらしい。なるほど、だからイヤラシイ感じがしないのか~。
ここまでくるとなんか神々しい・・・。
『┌(┌ ^o^)┐ 』!?ユニークな名前のコラボドリンク。
ハイサワーとは焼酎の「割り材」として1980年に発売が開始された、誕生34年のロングセラー商品だ。「わ・る・な・ら、ハイサワー♪」のCMソング、聞いたことがある人も多いのでは?ちなみに、ハイサワーそのものにはアルコールが含まれていない。知らなかった!
「ハイサワー」という名前は、当時の社長が“我輩が作ったサワー”=“輩(ハイ)サワー”として命名したそうだ。「〇〇サワー」、「〇〇ハイ」の語源ともされているんだとか。
「アイドルサワー」、「電器街マッドサイエンスサワー」など秋葉原にちなんだものや、「絶対零度ツンデレサワー」、「マジ天使サワー」、「弾幕濃いよ!何やってんの!サワー」、「マターリゆっくりしていってね!!サワー」などオタク用語、2ちゃんねる用語を使ったもの、面白いネーミングのコラボドリンクが12種類(うち6種類はノンアルコール)提供される。「リア充爆発サワー」は、リアルゴールドとハイサワーレモンが入った元気になれるサワー、というように名前と中身の組み合わせも面白い。
本日案内してくれた、店長補佐のときわさん曰く『ちょっとギリギリなネーミングもあります(笑)』。彼女のおススメは「┌(┌^o^)┐801アッー!サワー 」。分かる人には分かるメニュー名だが、この商品名を巡ってちょっとした事件が・・・。
レジに商品名を登録しなくてはいけないのだが、業者さんから「これ、何て読むんですか?」と確認の電話が来てしまったのだ。焦るときわさん。『えーっと、その・・・』まさか、『それは‘ホ○ォ’です!!』と言うことも出来ず、結局顔文字の部分以外を商品名として登録したらしい。
『本当に気まずかったです・・・。業者さんがあの顔文字の意味を調べていないことを祈ります!!』と苦笑していた。
社長直伝!美味しいハイサワーの作り方♪
最近の若者の中は‘ハイサワー’を知らない人もいるとか。私も実は飲んだことがない。あまり馴染みがなかったハイサワーだが、このコラボカフェで色々調べたことで、かなり興味が湧いてきた。
折角なのでオリジナルメニューをいただいてみた。注文したのは‘例のサワー’、「┌(┌^o^)┐801アッー!サワー 」。
リターナブル瓶に入ったハイサワー登場。青りんご味のハイサワー×ウォッカ。
※日本ではレモンやグレープフルーツ味が人気だが、アメリカでは青りんご味が圧倒的に人気だそう。
①たっぷりの氷と、★マークまでお酒を入れる。
②炭酸が消えないよう、グラスにそってハイサワーを注ぐ。
③マドラーを下から上へ、一度持ち上げる(これでお酒と割材を混ぜる)
※かき混ぜ過ぎると、ハイサワーの特徴である強炭酸が消えてしまうので注意。
完成★
美尻マドラー、美尻グラス、オリジナルコースターでどうぞ。青りんごの香りがさわやかでお酒と言う感じがしない。甘すぎないのでご飯にも合いそう。そして値段にも注目。コラボメニューのドリンクは、どれも190円~240円。室料は別とは言え、これはかなり安い。 割材は200㏄あるので、余ったらお酒だけ注文したり、フリードリンクを入れてみたりと、また別の楽しみ方も出来る。自分だけの組み合わせも楽しめそうだ。
美尻に囲まれ味わう酒は、格別よのう・・・。
お尻に囲まれる取材は初めて。何だ、この状況は・・・。初めは圧倒されたが、だんだんお何かに見守られ、包み込まれている様な落ち着きが得られる。
ターゲットは30代から40代の男性という事だが、意外と女性の方が抵抗なく入れるかもしれない。ぷりんぷりんの丸いヒップにニヤけるもよし、スタイル抜群のお尻美女に囲まれダイエットを決意するもよし、美尻を眺めて明日への英気を養うもよし。
丸いもの、柔らかいものは人に癒しを与えるという。 セクシーさと安心感が同居する、不思議な美尻空間だった。
2014.10.5 文・写真 篠崎夏美