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【悲報】‘キラ’に顔と名前がバレた・・・。1時間後にデスノートに名前を書かれて死ぬかもしれん・・・。 DEATH NOTE×リアル脱出ゲーム 『新世界の神からの脱出』

アイコン「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」

2014/05/26(公開:2014/05/25)
名前を書かれた人間を、死に至らせる死神のノート「デスノート」  。

まさか自分が、DEATH NOTEに名前を書かれるとは・・・。




05.30[金]~07.27[日] / 東京都 / 原宿ヒミツキチオブスクラップ



張り巡らされた伏線、心理戦による駆け引き、隠された謎を、次々に展開するストーリー。多くの読者を虜にした漫画「DEATH NOTE」。

今年は主人公・夜神月がデスノートを手にしてから10年目。この世にデスノートが降誕してから10周年、ついにリアルゲームとコラボが実現した。 原作で描かれたような、緊迫の頭脳戦を体験出来るリアル脱出ゲームイベントが開催される。

主催:SCRAP  企画制作:SCRAP



<ストーリー>

‘キラ’こと夜神月が消えて、世界はつかの間の平和を取り戻したかのように見えた。しかし、‘新生キラ’と名乗る人物が現われた!
新たなキラによる恐怖に支配された現在。参加者は捜査員となって、新生キラを捕えるために日々捜査に励んでいた。

そんな中、デスノートを手にした新たなキラは、捜査員の顔と名前を知ってしまう。新生キラからのメッセージが捜査室に届く。

「もうお前の名前はわかった。今からちょうど一時間後にお前の名前をデスノートに書く。それまでせいぜい悪あがきをしろ。」

残された時間はあと1時間。新生キラの魔の手をかいくぐり、生き延びることが出来るのだろうか? 



原作はもちろん、映画も見たので下地はばっちり!・・・と言いたいところだが、ロジック、トリック満載で、正直に言うとマンガはストーリーを追うのがやっと、というところもあった。それでもしがみつくように読んでいたのは、美しい絵、目を離せない物語、作品自体が魅力的だったからだ。あの世界感が実際に体験できるとは・・・。

‘新世界の神’には程遠い私だが、今回のイベントでは特別捜査本部の捜査員となり、新キラを追い詰める。果たして出来るのか?

・・・と思っていたら、冒頭でいきなり「ノートに名前を書く」宣言をされてしまった!!不安になりながらも、チームメンバーと謎解きを開始。



HOW TO USE DEATH NOTE』 

ゲームの鍵を握っているのは、デスノートのルール。手渡された招待状には、ずらりとルールが並ぶ。全て原作と同じだが、何しろ数が多い。もしかすると熱心なファンは全て頭に入っているかもしれないが、私は公演開始前に必死に頭に叩き込んだ(・・・が、もちろん覚えきれる訳もなく)

このルールは、じっくり、しっかり読むことをおススメする。出来れば、公演を体験する前に原作を読みなおすとより楽しめることは間違いない。


謎自体もデスノートの世界を感じられるものだった。中には解いていて「・・・!?あっ!!」と思わず叫んでしまう謎も。チームメンバーの人たちに問題を見せてまわるくらい、嬉しかった。

そして、仕掛けもすごい。何がどうすごいと言えないのが本当にもどかしいのだが、すごい。どのくらいすごいかと言うと、チームメンバー全員が興奮して

「うわー!***が***、***!!」

「そうか***で***、****なんだー!!」

「ひゃー!」 「うぉー!」 「すげー!」

と、なってしまい、一時謎解きがストップしてしまうくらいすごい。デスノートの世界を知っている人なら、大興奮間違いなしである。




し・・・ 死ぬのか!? 僕は 死ぬのか!!  

そんな盛り上がりもあるが、さすがスクラップのリアル脱出ゲーム。そう簡単には脱出させてくれない。残り10分を切ったのに、問題が解けない。材料はそろっているはずなのに、答えが出ない。

最後の力を振り絞り、何かヒントはないかと考える。初めは皆座っていたのに、いつの間にか立ち上がり、眉間に皺を寄せて必死に謎を解く。チームには初対面の人、謎解き初心者の人もいたが、一時間足らずのうちにここまで団結出来るのもリアル脱出ゲームの魅力。

不安を残したまま、遂に新生キラによる‘処刑’が始まる・・・。最後の瞬間はゲームと分かっていてもかなりドキドキした。このスリル、日常ではなかなか体験出来るものではない。




勝った… 計画通り (嘘です) 

そして、見事脱出成功!!最後には気になっていた伏線も回収され、非常に晴れ晴れとした気分になれた。

今回‘も’チームメンバーに恵まれた事が一番の勝因だろう。リアル脱出ゲーム初心者の方も鋭い閃きを連発していたし、経験者の方もうなる謎があったり、幅広いレベルの人が楽しめるものになっていると思う。

何より、仕掛け、謎、世界観を体験できると言うのが、ファンとしてはとても嬉しい。DEATH NOTEを読んでいた時の、次はどうなるんだろう?という興奮が蘇った。スリリングな頭脳戦、‘新世界の神’との駆け引きを楽しんで欲しい。



2014.05.25 文・写真 篠崎夏美
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