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360度ネタだらけ!TRICKの怪しい村々を歩く 「さよなら!トリック祭り!!in六本木 TRICK村めぐり」

アイコンツッコミが追いつかない!「なんて手間のかかることを・・・」

2014/04/16(公開:2014/01/07)

さよなら!トリック祭り!!in六本木 TRICK村めぐり 

テレビ朝日本社ビル1階 アトリウム

14年続いた人気ドラマシリーズ「トリック」が遂に完結する。これを記念して、テレビ朝日本社1階アトリウムが、‘まるっと’トリックづくしになっている。


この扉の向こうはどうなっているのか・・・

 

 
←出口 ブラジル→ トリックと言えばこの看板。入口から既に溢れるTRCK感。小さな看板が色んな所にあり、細かいネタが満載で追いきれないくらいである。

 


受付・スタンプ台。さりげなく?上田さんの著書が・・・。TRICK 村めぐり スタンプラリーでは、会場内に15の村スタンプがあり、全てめぐると景品がもらえる。  

 


奈緒子の部屋。混沌としている。歴代ペットの遺影、位牌があったり、マジックの道具が置いてあったり、「赤道 スンガイ共和国 地球のしばき方」があったり色々な発見がある。

 


上田の部屋。自分大好きなのが良く表れている。 部屋の前には、上田がこれまでに出版した本の年表などもあり、かなり芸が細かい。

 


TRICKと言えば卵。出演者のサイン入り。

 


かなり大きな亀の石像(?)

 


奈緒子の母親・里見の書。達筆。

 


TRICK美術展示。主に紙ものの資料、小道具。

 


象の像の図

 


鏡魔術の術の図説。「スリスリスリット」、「どんと来いベスト」、「何故ベストを尽くすのか」、などなど、かなり細かく書き込みがある。おそらく作中では一瞬しか映らないのであろうが、制作スタッフの気合いと遊び心が詰まっている。

 


血の涙を流す落ち武者の掛け軸。なかなか不気味だ。

 


新作映画の衣装。奥の霊媒師の仮面が怖い。

 


海外ロケで使われた看板も。日本語でなくてもやはり破壊力抜群。

 


天井にも小ネタがあるので油断できない。

 


一見ネタにしか見えない看板も、日本のどこかの村にはあるのではないかと思えてくる。

 


ステージの両脇にも、書道教室で子供たちが書いた文字。

 


TRICKと言えば卵。中央に立てば自分が卵から出てきたような写真が撮れる。

 


こちらも宙に浮かんだようなTRICK写真が取れる。

<コツ>
①そばに置いてある座布団を2つ折り、頭の後ろに持つ
②縁側に背を向け、額縁の方を向いて立つ
③縁側より少し額縁側に立つと‘浮いている’感が出る
④足を組む、目をつぶるなどリラックスした雰囲気を出すと尚よし

 


会場案内の看板もこんな感じ。面白いが読みにくい。

 


ご休憩処 カフェ鳥越九郎商店。CHEZ MADU(シェマデイ)が、“カフェ鳥越九郎商店”に模様替えされている。作品にちなんだメニューが味わえる。

 


テーブルにもTRICKが。見る角度を変えると絵柄が変わる。

 

 
いたるところに謎のメニューが

 
どんなものなのか気になる

 


残念ながら手書きメニューは偽物 

 

 
本物はこちら

 


TRICKラテ。綺麗にロゴが入っている。生クリ―ムが美味しい、ごく普通のラテ。

 


いちじく茶。本物は「白」イチジク茶らしい。ちょっとクッキーのような香りがするが、味は普通の緑茶。乾燥イチジクは甘みがあった。

 


カフェの中にも謎看板

 


店員さんは1人だけ鳥越九郎商店の法被を着ていた

 


スタンプラリー制覇。

会場内の様々な場所に散らばってスタンプ台があるうえ、展示物が多いのでなかなか見つけにくいところもあった。 村スタンプはそれぞれが村の特色を表しており、シンプルながらも面白い仕上がり。

 

 
景品のティッシュ。最後のトリックは「泣ける」トリックということらしい。

 

そこかしこに小道具、セットがあり、見ていて飽きない。ドラマや映画のために折角作った小道具、セットは作品が終われば処分されてしまうことも多いそうだ。だが、ぜひこうして公開してほしいものだ。ファンにとっては好きな作品を間近で感じられる貴重な機会だし、これをきっかけにまた見返したくなるかもしれない。

アトリウム全体がTRICK一色。テレビや映画という作品の世界と、自分たちがいる現実の世界を繋ぐ、橋渡しのような楽しいイベントだった。かなり細かく作りこまれており、テレビでは一瞬しか見えず、何が書いてあるのか気になるものも多かったので、非常に興味深かった。また、一つ一つの小道具のスタッフの愛を感じた。「なんて手間のかかることを・・・」 という一言に尽きるが、こうした熱意が作品の独特の世界観を作り上げ、見るものをその世界に引き入れるのだろう。小さなネタにすら全力投球する気合が伝わってきた。TRICKが長い間、多くの人に愛されてきた理由が分かる気がする。

 

2014.01.07 文・写真 篠崎夏美

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