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謎解きビギナーだけど、無謀にも謎解きの祭典に挑戦してみた! 『謎フェス2013~リアルゲーム団体合同謎解き大文化祭』

アイコンどこも、かしこも謎だらけ。

2014/04/16(公開:2013/11/03)

謎フェス2013~リアルゲーム団体合同謎解き大文化祭

東京・東京カルチャーカルチャー

 

 

様々な謎解き団体が集結する、謎解きフェス。体験型の謎解きゲームや、謎を販売する謎販売のブースも設置される。

<2013年11月2日 参加団体>

東京ボウズ、ろじっくぱらだいす、よだかのレコード、HAT-CRi、NowRevent、学生団体UniBirth、カルカル人狼ナイト、SeCRe+島(シークレットー)、TAMGRAM、バス謎制作連合、 蛇謎、ハテナボックス、AHO、Caramel Games、ふじたたまみ、 やおよろズfrom京都 

 


東京カルチャーカルチャー 会場入り口

 

 


受付で右手にスタンプを押してもらう。これで2会場の行き来が可能。

 

 

 
謎ドリンク

 


烏龍茶となにか、コーラとなにか(何が入っているかは不明) 

 

 

 
Twitterで謎フェスをフォローすると、混雑状況などがリアルタイムで分かるので便利だった。今回のように会場がいくつかに別れている場合、特に便利。



 


あのピラミッド宝物庫からの脱出。Twitterなどで感想を見ると、評判良いみたい。残念ながら完売。



 
 
いかがわしいコスプレバーからの脱出。お客さんが恥ずかしそうに、だが、楽しそうにいかがわしいコスプレを楽しんでいた。衣装が豊富!


 

 
 
謎と共に、カレンダーも販売中。京都のほうから来ている団体もいるらしい。日本全国から謎解き団体が集まるのが謎フェスの醍醐味。

 

 


映画、ドラマでお馴染み‘爆弾解体作業’が出来るらしい


 


なんと、「爆弾制作中」とのこと。もちろんゲームの準備のための爆弾。 待ち時間ヒマな人は、話し相手になってくれるらしい。こういうところもお客さんとの距離が近くて楽しい。


 


謎解きキャバクラ。入り口近くにあり華やか。女の子のレベル高し(アイドルらしい)


 


某ダンスゲームが元になった謎。∞に遊べる。




 

 
「燃えるごみ」購入。お金を出してごみを買う。50問入っていて、かなり難問。


 


「謎蛇」購入。オシャレで、可愛い!個人的に一番お気に入り。これで100円は素晴らしい。


 


「月をぬすむ男」購入。結構難しい・・・。

 



体験系の謎解きは、すぐに満員になってしまうとのこと。


 


リアルパニックゲーム。残念ながらこちらも満員。しかし、閲覧チケットという面白い制度が(詳しくは後述)


 


HAT-CRiのバッヂ


 


ゲーム自体は満員で体験出来なかったが、100円で閲覧が出来る。これはゲームの様子をモニターや、のぞき穴から見られるというもの。


 

 
HAT-CRi(ハテクリ)かなり本格的な機材。まるでTVを見ているように、モニターを覗いて参加者が右往左往する様子をニヤニヤしながら楽しめる。また、観覧者ならではの‘お楽しみ’もあり、○○を■■たりも出来る。

このシステムはかなり良いアイディアだと思う。本来体験したかったが人数の関係で参加できなかった人に加え、私のように初めてで、まずは様子を探りたい人にとっては、とてもありがたい。初心者はとにかく「何が起こるのか?自分が何をすればいいのか?」が分からない。同じゲームには参加出来ないだろうが、このように見学出来ることによってかなりハードルが下がる。

また、見学しているときもスタッフの方が、仕掛けの説明などをしてくださりそちらも大変興味深かった。


 


手作り感あふれる看板。この他の団体も、良い意味で味があり、文化祭のような雰囲気だった。


 


今回購入した謎。ブログやTwitterなどでヒント、回答が見れるものもあり便利。家に帰ってからも楽しめる。

 


≪総評≫
今回初めて謎解きイベントに参加した。良い意味で、お客さんとタッフの間に垣根がなく、身内ノリな雰囲気があって、文化祭を思い出した。皆好きなように楽しんでいる印象を受けた。

謎解き経験がないという不安に加え、会場の雰囲気があまりに自由で、逆に戸惑ってしまった場面もあった。どうして戸惑ったのか?どうすればもっと自分のような初心者が楽しめるのかを個人的に考えてみた。

 

・どこで、何が行われているのか分かりにくい
→パンフレットなどはあるが、実際ブースの前に行っても、受け付け出来るのか?次の回は何時からか?などが分からないことがあった。スタッフの人すらいないこともあった(時間、人員に限りがあるので仕方ないとは思うが)何となくブースの前まで行っても良く分からずに引き返してしまうケースがあった。会場の問題もあるが、看板やスケジュールを貼り出したりすることで、もっと参加しやすい雰囲気になるのではないか。


・チケット代金
→今回は前売りチケット1500円(ワンドリンク込)を買って、さらに謎解きに別途金額がかかるシステム。謎解きの料金は大体500~1500円。色々な謎解き団体が一堂に会する、という点で入場料としてチケット料金を払うのは分かるが、少し割高に感じた。チケット料金に謎解き回数券を含めるとか、もう少しチケットそのものの値段が安くなれば参加しやすくなるのではないか。

また、体験系は殆どが完売してしまっていて折角チケットがあっても参加出来なかったことが悔やまれる。時間も限られている上に、体験人数にも制限があり、先着順なので仕方がないのだが、一部事前予約などが出来るようになれば良いと思う(キャンセル分は当日販売)

 

 

・謎解きのレベル
→私を含め、謎解き経験がない人は「謎が解けなかったらどうしよう」という意識が働いて、あまり積極的に楽しめないのではないかと思う。間違ったら恥ずかしい、とか、どんな問題が出るか分からないのが不安、とか。初心者用、上級者用などいくつかコースを分けると、初めての人や、小さい子も楽しめるようになるだろう。

 

 

・見学コース
今回一番の収穫は、HAT-CRi(ハテクリ)さんが行っていた『リアルパニックゲーム』の「閲覧席」システムを体験出来たこと。ゲームに参加するにはまだ抵抗があるけど、どんなことをしているのか見てみたい、という人には打ってつけ。そして、ゲームの一部に自分も参加出来るという試みはとても面白かった。

他の謎解きや、パニックゲームでも同様の事が行われているのかは不明だが、格安でゲームの雰囲気を味わえるし、違った角度からゲームを楽しめる。個人的には、ぜひ他のゲームの観覧も体験してみたい。

 

  

初めての謎解きイベントということに加え、あまりに自由な雰囲気にやや圧倒された、というのが正直な感想。色々と思ったことはあるが、とにかく自分から楽しんでやろう、という気持ちが必要だと痛感。

しかし、いくつかブースを回ったが、みなさんとてもフレンドリーで、優しく、何より自分たちがイベントを楽しんでいる雰囲気が良く伝わって来た。

今後このような謎解きイベントはさらに増えていくことは間違いない。より多くの人に、謎解きの楽しさを味わってみて欲しい。

 


2013.11.03 文・写真 篠崎夏美

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