渋谷の卓球場で、ちょっと変わった卓球イベント「低音卓球PARTY」が開催されると聞き、参加してみました。
■未体験ピンポン「低音卓球」って?
ソニーの「EXTRA BASS(TM)」シリーズワイヤレススピーカーと、パーティークリエイター・アフロマンスさんのコラボレーションにより実現した、今回の卓球イベント。
アフロマンスさんといえば、泡にまみれて踊る音楽イベント「泡パ」をはじめ、大量のスモーク演出の中で音楽を楽しむ「スモーキーディスコ」など、“非日常をつくる”をコンセプトに様々なイベントを手掛けてきた、今注目のパーティークリエイターです。
そのアフロマンスさんが、今回タッグを組んだ相手が、迫力ある重低音が楽しめる、ソニーの「EXTRA BASS(TM)」シリーズワイヤレススピーカー。重低音×卓球という未体験ピンポンとは、いったいどんなものなのでしょうか?
■クラブのような空間、巨大スピーカーで卓球!?
イベント会場に入ると音楽が鳴り響き、そこはまるでクラブのよう。もともと卓球場だなんて思えません。
会場中に置かれたいくつものスピーカーからは、重低音の音楽が流れており、自然と身体を動かしたくなります。
今回のイベントのメインとも言える、「EXTRA BASS (TM)」シリーズのワイヤレススピーカーをイメージした2つの筒状卓球台は、見た目もスピーカーそっくりです。スピーカーの中に入って卓球をしているみたい。
2台の筒状卓球台の間には、イベントを盛り上げるには欠かせないDJブースが。真横から聞こえる音楽を感じながら、いざ三次元ピンポンに挑戦です。
■ピンポン玉が360度飛び回る! 三次元卓球は難易度高し!
筒状卓球台の真ん中には、円形の透明ガラスがネットの代わりとしてあります。この三次元卓球は、横はもちろん、真上にバウンドさせてもOK。しかし、想像以上に難しい! ラリーはもちろん、まともに相手コートに打ち返すことすら難しいのです。
通常の卓球よりもボールが跳ねないため、力をいれて打たなければ相手側に届きませんでした。そして、やっと相手側に届いたと思ったら、相手がスカッと空振り! 台が円形のため、ボールが跳ねる方向が読めないんです。
数回でもいいからなんとかラリーを続けたい! そう思い、デモンストレーションをしていた方にコツを聞いてみたところ、ボールはなるべく台の真ん中部分(円形の下部分)を狙って打つべし!とのこと。横にずれてしまうと、どこに跳ねるかわからないので、受ける側のハードルが上がってしまうとのことでした。
いただいたアドバイスをもとに、再挑戦! なんとか2~3回は打ち返せるようになりました。しかし難しい!!ラリーが出来るようになるには、もっともっと練習が必要そうです。
卓球台はカラフルなライティング演出もあり、より非日常感を味わえます。見ているだけでも楽しくなってきます!
この卓球台でラリーを続けるためには、相手と息を合わせることが大切。いかに相手が取りやすい場所にボールを運べるかがラリーを続けるための鍵となります。
そのため初めての会った人とのラリーでも、自然と相手を思いやりながらプレイすることになるため、一気に距離が縮まりあっという間に仲良くなれちゃいます。
■過ごし方は人それぞれ! まったりできる空間も
低音卓球を楽しんだ後は、少しクールダウン。会場にはところどころにソファやイスがあり、ドリンクの購入も可能。ドリンクをいただきながら、しばし休憩タイムです。
休憩後は、会場に実際に展示されていた「EXTRA BASS(TM)」シリーズを試聴。低音の響き方が全然違う!このスピーカーで好きなロックなんて聞いたら、一人でもノリノリになっちゃって、周りから不思議な目で見られちゃうかも。
会場は三次元卓球台だけでなく、普通の卓球台もあり、待ち時間に楽しむこともできました。三次元卓球ではなかなかできない、スマッシュも楽しめますね。
■卓球のイメージが変わる!? 超「パリピ」な会場
会場には、イベントを盛り上げてくれるMCやゲストDJ、フォトスポットなどもあり、みんなで楽しめる要素がたっぷりです。卓球の福原愛選手のそっくりさんも……?
会場は徐々にヒートアップ! 今回のイベントの参加者は約150名。平日、しかも月曜日だというのに、皆さんアルコールも入って、ノリノリです。どちらかというと静か、……というか、地味なイメージを持たれがちな卓球ですが、ここはそんな雰囲気全くなし! アゲアゲなパーティーピーポーばかり。
今回「低音卓球」で体験した三次元卓球台は、このイベントのための特注品で、現在日本に1つしかないものだとか! 5月21日まで渋谷卓球倶楽部にて体験できます。
ユニークな筒状卓球台というだけでも貴重ですが、自分自身がスピーカー内部に入ってしまった感覚は、ここでしか味わえない、まさに非日常の体験ができる空間でした。
取材/おぜきめぐみ 撮影/篠崎夏美