写真家・ゆりあさんの個展「ふともも写真の世界展」が、浅草橋・TODAYS GALLERY STUDIOで5月15日(日)まで開催中。2015年開催の「曖昧☆ふともも写真館」に続く第二回目だ。
☆前回のレポート
200人のふとももに囲まれるふともも天国!
「曖昧☆ふともも写真館」で、ふともも写真を撮ってもらった。
◆入口からすでにふともも天国。開始から数分で入場規制が!
会場の入口では、大量のふとももポスターがお出迎え。「わ、ここだ!」「めっちゃ肌色やん!」と笑ってしまう来場客も。
ゴールデンウイーク中ということもあり、オープン直後に入場規制がかかった今回。男性グループやカップル、女性同士と、客層もさまざまだ。「ツイッターで」「友達から教えられて」など、イベントを知ったきっかけも幅広い。
みんな、ふともも見たいのか。……見たいんですね! では見に行こう。
◆ふとももの数は2.5倍に。ネットで見るより迫力がすごい!
会場に入ると、ギャラリーを埋め尽くす大量のふともも写真。ネット掲載の写真とは迫力が違う。この記事もネットだが、敢えて断言しよう。これはリアルで見てみないと分からない。
全500点の中には前回展示された写真もあるが、新規のものを中心に並べ直されている。
全身を写した写真もあるものの、こうして並べられると視線は必然とふとももへ。前回のモデルの数は、ゆりあさんの友人・知人を集めた5~6人だったが、今回はそこに募集で集まった人を足した十数人に増加している。
顔は写っておらず、なかなか同一人物を見分けられない。中には「これ同じ人かな?」と頑張って見分けようとしている観賞者も。それはそれで楽しそう。ちなみに、ゆりあさんによると、『写真写りとしての肌質は、年齢よりも普段のお手入れなどの方が重要そうな気がする』とのこと。
◆部屋まるごとふともも尽くしの空間展示
「あの部屋住みたい! ふとももに挟まれる、いい夢見れそう!」と来場の女性も大興奮で語ったのが、奥に広がる小部屋。天井までふとももでビッシリで、今回の展示の目玉でもある。
ゆりあさんいわく、最初はOculus DK2を買った際にいつかVRで試したいと思い立った企画だそう。先に現実になるとは。
ただ男性の筆者には、スカートの写真が多い中、見上げて観賞するのは妙な背徳感がある。ここに住めと言われたら私は無理です。誰もそんなこと言わないだろうけど……。
◆高級『ふともも』パスケースは、むちむち!
写真集、チケットホルダーなど、物販もたくさん。缶バッチは人気で、残念ながら売り切れとのことだった。人気レザーブランド「OJAGA DESIGN」とコラボしたパスケースは、販売用に全20点作っていたのが、取材時点では残り4つだけ。
見本品を触らせてもらった。ふとももらしいツヤはもちろん、触るとむにっとした弾力が。中に綿を詰め、ふとももらしい手触りを再現したそう。これは……いいものだ! 他の商品より価格のケタが一つ違うが、買う気持ち、分かる。
◆あなたの「推しふともも」はどれ? SNSでシェアしよう!
今回の展示会は、すべて写真撮ってSNS等でシェア可能。そう言われても、恥ずかしくてできない気もするが、これだけふとももを拝んだ後なら、吹っ切れていろいろ語りたくなる不思議。
会場を出て来場客を取材すると、「これ好きだった!」と、スマホやタブレットで撮影した「推しふともも」をアピールしてくれる方もいた。
胸やお尻と違い、露出していることも多いふともも。街中などであまりジロジロ見ていいものでもないが、男女問わず「この魅力を語りたい」という気持ちはあるのだろう。
ちなみに筆者の「推しふともも」は、胸元まで見える危うい写真。しかし、メインはふともも。ふとももが美しければ胸までも装飾品になりえるのだ。まさか、おっぱい派の筆者がふとももの方に目を奪われるとは……自分でも驚いている。
第2回目で相当なパワーアップを果たした「ふともも写真」の展示会。しかし来場者には、関西や、海を渡った向こうの中国から来られた方もおり、「東京だけじゃなく、うちの近くでも開催して!」という熱い声も。
まだまだ『ふともも写真の世界』は始まりに過ぎないのかもしれない。ぜひこれから開催地を増やし、やがては名前の通り、本当に世界へ飛び出す展示会になってほしいものだ。
取材/平原学