劇団Rexyとは【Rex=王】、【Sexy=魅力的】という2つの言葉を掛け合わせた造語。次世代俳優の新たなフィールドとして、SILK LABO、GIRL'S CHで活躍するイケメンたちが出演するそう。彼らの演技を、ライブで見ることができるのです。
新宿シアターモリエール
東京都新宿区新宿3丁目33-10
2015年11月21(土)~11月24日(火) 全7公演
<演出脚本>
一徹、月野帯人、有馬芳彦、北野翔太、渡部拓哉、小田涼、北澤剛

公演前日、ゲネプロにお邪魔しました。 会場ではグッズの販売なども行われるとのこと。そして、会場アナウンスにもぜひ耳を傾けてくださいね。
ネタバレができないのですが、一言だけ言わせてもらえるなら「とにかく面白い!」。笑えるシーンの連続で、こんなに笑ってしまっていいの!? と思いました。
さらに当たり前なのですが、皆さん演技が素晴らしい! 舞台は初めての方も多いとのことですが、このクオリティはすごいですよ。演技には慣れているとはいえ、舞台はまた別物。苦労された点も多かったはずですが、まったくそれを感じさせませんでした。
先ほど述べたように、笑える楽しいシーンも多いのですが、ドキドキハラハラしたり、キュンと切なくなったり、そして感動したり……。正直、あんな気分にさせられるなんて想像もしていませんでした!
そしてそして、何よりイケメンたちを間近で見られることもポイント。キラキラした瞳、躍動する筋肉、流れる汗……。最高ですっっ!!! 液晶越しに見ていた彼らが、目の前にっ! 動いてるっ! 喋ってるっ! これこそ、『LIVEで見る醍醐味』なのですね。
これまでシルクラボ作品や、GIRL’S CHを見たことがない方にも、自信をもっておススメできます。R指定的な意味でのエロはないかもしれませんが、ある意味ではエロいです(笑)

ゲネプロ前 みんなで円陣
<公演後>
この企画は、“ある方”の「男の裸をライブで見たい」という一言から始まったそう。その“ある方”が登場しました。
中島知子さん! ご存知の方も多いかもしれませんが、実はGIRL'S CHで監督もされているのです。撮影現場では、あまりの熱気と臨場感に感動し、「自分も服を脱いで入っていきたくなる」くらいだとか。
そうしたこともあり、手を伸ばせば届くくほぼ間近で、いい男の息遣いを感じ、裸を見られるところはないか? と考えていたとのこと。また、動画を見ている多くの女性たちにも実際に彼らを見て欲しいと思い、舞台を企画したのです。
さらに「いい男は何人見てもいいですよね。一人にしがみつくとロクなことがない(笑) 劇団Rexyには、いろいろな種類のイケメンがいますから! 女性もどんどん攻めていくのがいいと思います。オフェンス女子、“オフェ女”です! 」と熱く語りました。
そして同じくらい熱く「一徹くんの首がエロ過ぎる!」ともおっしゃっていました。
(とてもよく分かります)
ちなみに、何かしらの形で中島さんも出演されているとか…? 非常に難しいと思いますが、探してみてください。
<出演者への質問コーナー>
―― 見どころ、苦労話などを教えてください。
一徹さん:今回は座長を務めさせていただいたのですが、まだまだみんなをまとめるには不十分なところがあったかもしれません。ですが、全公演をみんなで団結して成功させたいです。
月野さん:稽古が想像以上に大変でした。舞台ということで、ある程度は想像していたのですが……。まだまだ気を抜かず、頑張りたいです。
有馬さん:このメンバーで舞台をやりたいとずっと言っていたので、実現できて感無量です。初めは楽しくやれれば、と思っていたのですが、だんだん稽古をしていくうちに、みんなの熱意に泣けました。本当にやって良かったです。千秋楽まで、命をかけてお客様を楽しませます!
北野さん:高校時代、演劇部だったのですが最近まで感覚をほとんど忘れていました。夜遅くまで稽古をするなど大変なこともありましたが、改めて演劇が楽しいと感じました。今は多くのプロの方々に支えられています。すごくやりがいもありますし、心から楽しいと思いました。この気持ちで千秋楽までいきたいです。
ものすごく股を開く人①月野さん
渡部さん:舞台の経験は何度かあったものの、若手の中ではみんなをひっぱっていかなくては、というプレッシャーもありました。ですが、いろいろな方に支えられていることを実感しました。チーム一丸となってやっていく作品ということを感じています。メンバーから学ぶことも多いです。
北澤さん:これまで、エロメンの人たちと一緒に仕事をすることがなかったので、正直どうすればいいのか? とは思いました。ですが、壁もなくみんなで支えあって、楽しく稽古ができました。最後までみんなで協力してやっていきたいです。
小田さん:演出家の方が特徴的なんですよ。すごく優しくて、毎回的確なアドバイスをくれました。最初はあんまり声を出すのが得意じゃなかったんですが、やっていくうちにのめりこんでいきました。最後まで7人全員でいい舞台にできたらと思います。
ものすごく股を開く人②北澤さん
―― 中島さんの『ベスト男優賞』は誰でしょうか?
出演者の皆さんも自分以外に『ベスト男優賞』をあげるなら誰か教えてください。
中島さん:(かなり悩んで)声が目立つ、というか、いい声だな~と思ったのは一徹くん。
(一徹さん、自分だと思っていなかったようで、「あらーー!!!」とかなり驚いた様子)
耳に優しいけど、何を言っているかはっきり分かるというか。
一徹さん:ツッキーが頑張ってましたね。彼、セリフ覚えるのが苦手なんですよ。シルクラボの作品でも、二行以上のセリフはないんじゃないですか(笑) でも、そんな彼がすごくセリフを言ってます。
月野さん:一徹さんですね。いろいろ教えてくれましたし、稽古にも付き合ってくれました。
有馬さん:一徹さんです。舞台をやると決まった時から、みんなをまとめてくれていました。ゴハンおごってくれたりとか……。
(北澤さん「えっ!! 俺、おごってもらってないっす!」)
本人には自覚がないかもしれませんが(笑) 一流は一流だな、って思いました。
北野さん:有馬さんです。座長は一徹さんですが、経験者として陰で支えてくれましたし、準備や公演前の確認など、いろいろなことを教えてくれました。
渡部さん:誰、とか決めるの苦手なんですけど……。強いて言えば、北澤剛ですね。彼は舞台経験はないのですが、いろいろと驚かされました。刺激をもらいました。物怖じしないんですよ、彼は。
北澤さん:有馬さんです。細かいところに気づいてくれます。しっかりしていてくれるから、こっちも落ち着いていられるし。……だから、今度おごってください!(笑)
小田さん:ツッキーさんです。……(しばし無言)。めちゃくちゃ好きです。
仲が良いことが伝わってくる質問コーナーでした。
<集合写真撮影>
カメラマンさん「もっとギューっと中央に寄ってもらえますか?」
一徹さんにチューしそうなほど寄っている北澤さん。
その北澤さんと有馬さんに挟まれて、キュッとなる北田さん。かわいいです。
一人だけ、全く動かない月野さん。
「ちょっとくだけた感じで」というリクエスト。北澤さん、一徹さんにまたしても密着しています。
本番、そして公演後のトークを見ていて思ったのは、それぞれの役柄がぴったり合っているなぁ、ということ。しかし、それをいい意味で裏切る展開も! 90分ほどの公演なのですが、あっと言う間でした。脚本、配役(衣装にも注目)も含め、見どころ満載ですね。
7人のイケメンたちが繰り広げる物語。いったいどんな舞台になるのか、その目でお確かめください。新たなステージを生み出す、「劇団Rexy」に注目です。取材/篠崎夏美