“謎のない”脱出ゲーム ー憧れのあの子と、両想いを目指せ!ー
10.22[水]~12.23[火] / 東京都 / 道玄坂ヒミツキチラボ
いつものバス停。
ふと目が合った女の子。
その瞬間、一目惚れをしてしまった・・・。
日毎に募る、名前すら知らない彼女への想い。
日毎に募る、名前すら知らない彼女への想い。
・・・あなたならどうする?
恋をした時の、相手のことが少しずつ分かっていくドキドキ感、相手にちょっとでも近付きたくて様々な思考をめぐらす時間、そんな‘胸キュン’が体験出来る。
情報を集めるための「片想いノート」
ポイント1:どーする、自分!? 白熱の「脳内自分会議」
今回は4~6人のチーム戦。全員で1人の人格(主人公)となる。「えーっ、そんなの意見がばらばらで、まとまらないんじゃない?」と思うかもしれないが、思い出してほしい。
今回は4~6人のチーム戦。全員で1人の人格(主人公)となる。「えーっ、そんなの意見がばらばらで、まとまらないんじゃない?」と思うかもしれないが、思い出してほしい。
片想いをしていて、相手に近づくための行動を考えるとき、頭の中に何人もの‘自分’が出てこないだろうか?
草食派 「あまりガツガツしてると思われるのは嫌だし・・・」
肉食派 「いーじゃん!好きならさっさと告っちゃえばいいじゃん!」
楽観派 「良く分かんないけど、何とかなるんじゃない?」
などなど・・・。こうした脳内自分会議が現実のものとなるのだ。
何人もの‘自分’が真剣に相談中。
ポイント2:かなりリアル。イマドキの恋愛攻略法
唯一の手がかり、学生証から憧れのあの子を探し出す。Facebook、Twitter、LINEなどが大きなカギを握る。これはかなりリアル!!そして非常に実践的。
ポイント3:ドッキドキの‘あの瞬間’をリアルタイムで
ゲームは時にリアルタイムで進行する。ある行動をするときに、思わず「こういう瞬間、あるある!!」と頷くこと請け合い。楽しさ、苦しさ、期待、色々な感情がまぜこぜになったひと時が体験出来る。
さらに、ゲームの制限時間は60分なのだが、とにかく時間が経つのが早い。一定の時間が経過するたびに、あちこちのテーブルから悲鳴が上がっていた。
ポイント4:‘憧れのあの子’がとにかく可愛い♡
一目ぼれした名前も知らないあの子。ゲームが進むと彼女に出会ったり、話をするチャンスも・・・!?この‘彼女’が本当に可愛い。何をしても可愛い。‘彼女’の言葉、仕草にチーム一同、ドキドキデレデレしっぱなし。間違いなくチーム全員が彼女に恋していた。
あの子が可愛すぎてツライ・・・。
この「憧れの君」、実は事前に募集で選ばれた一般の女性。お客さんの一番身近でドキドキを感じられるが、かなり難しい役でもある。可愛さだけではなくて、頭の回転の速さ、臨機応変な対応も求められる。‘彼女’の振る舞いも注目ポイント。
ポイント5: SCRAPの本気!技術を結集した(?)ギミック
ストーリーを進めると出てくる、あれこれの作りこみに驚いた。まるで実際の○○のような△△だったり、ハイテク機器を駆使した□□だったり、さすがSCRAP!やってくれるぜ!! こういうところがリアルで、こだわっているから、より物語を楽しむことが出来る。
さらに、このイベントのメインビジュアルも見逃せないポイント。漫画家の今日マチ子さんが手がけている。淡い水彩、柔らかな線、そして‘青’。青春を絵にしたらきっと、こんな感じ。
ポイント6: 目の前で繰り広げられる胸キュンシーン
初恋が与えてくれるのはドキドキ、甘酸っぱさだけではない。時には辛いこと、切ないこともある。思い通りに行かない歯がゆさ、苦しさも片想いにはつきものだ。物語のラスト、思わず手を握りしめてしまう、緊張の場面・・・。自分が主人公のドラマを目の前で見る不思議な体験。ぜひ切なさと胸キュンを感じて欲しい。
ポイント7: 女子なら楽々クリア?と思いきや・・・。
物語の主人公は‘男子’、好きなあの子は‘女子’。「女子目線で行けば、オンナノコの喜ぶことや、距離の縮め方も分かっちゃうんじゃ?」と思ったが、そう上手くはいかない。飽くまでもターゲットは‘憧れのあの子’であることを忘れてはいけない。
良くある‘恋愛シュミレーションゲーム’とは一味もふた味も違う。こちらは三次元(リアル)が舞台、そしてツールも実際のSNSを使ってリアルタイムでゲームが進む。さらにアドリブの行動が思わぬ結果につながることも・・・。あなたの『恋愛力』が問われる。
いつの間にか、自分も一人の男の子になっている。人を好きになって、その人に近づくために試行錯誤したり、ちょっとしたことでドキドキする気持ちに、性別や年齢は関係ない。
あっと言う間にゲームは終了。残念ながら両想いにはなれず・・・。みんなどっぷり主人公になっていたので、本気で落ち込んでいた。それだけ物語に入り込んでいたということだ。「楽しかった!」、「またやりたい」という感想があちこちから聞こえた。
甘酸っぱい青春ドラマを体験するだけではなく、リアルな恋愛テクニックも学べるかもしれない。 こんなに短時間で、こんなに様々な感情になることはなかなかない。60分という短い時間に、初恋のドキドキ、切なさ、いろんなものが詰め込まれている。
2014.10.24 文・写真 篠崎夏美