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暑さ寒さ、虫がニガテな冒険者たちへ!完全室内・椅子に座ったまま大冒険 『タカラッシュ!調査団と悪魔の森の黄金ドクロ』

アイコンアナタが使うのは頭だけ。

2014/07/02(公開:2014/07/02)
‘'宝探し’ なんてワクワクする言葉だろう。

まだ見ぬ秘宝を探して、西へ東へ。

一攫千金とロマンを求めて、ジャングルや古い遺跡へ。



「でも暑いのとかー、寒いのとかー、あと虫とか?ホント無理なんで、マジ勘弁なんで。

それから雨とか、風が強いのとかー、そっちもヤバイっすね。髪型崩れるじゃないすか?服汚れるし。
いやー、ないわー。

でもって、宝探しとかめっちゃ歩くんでしょ?ひくわー、ダリぃわー。やっぱ宝探しとかキツイわー。しんどいわー。
なんか部屋の中でー、空調効いたとこで、快適に出来る宝探しとか、ないんすかね?」



そんな都合の良い宝探しはねぇ!!宝探しなめんな!!

・・・と言いたいところだが、実は、あります。



07.26[土] / 東京都 / ジュエラーズタウン・オーラム



このイベントは参加者が宝の地図の謎を解いて、物語を進めていく完全室内型宝探し。
かし、‘室内型宝探し’と言っても部屋の中を捜索する必要すらない。

宝探しなのに、宝を自分で探さない。これは新しい。


日本で唯一の宝探しを専門とする会社、RUSH JAPAN株式会社が手がけており、従来の宝探しの弱みだった

◆天候気候に左右される
◆遠隔地だと参加しづらい
◆ファミリー向けの主催イベントがない
◆『大仏の横を探せ』など場所(ロケーション)ごとに暗号などを作るので、他の場所で開催出来ない

などの問題点を解決するために生み出された。

いつでも、どこでも、誰でも、楽しめるコンテンツであることを目指したと言う。また、室内で行うことによって快適性がアップ。さらに室内公演方式は音響と映像さえあれば、どこでもイベントを開催出来る。

また、今回のイベントはタカラッシュ!では、ほぼ初めてのチーム制を導入。子供でも何かしらの役割を果たせて、誰もが主役になれる工夫もされているとのこと。デバック公演(バグなどがないかチェックする、テストのようなもの)を体験してみた。




<調査方法>

  
机の上には指令書(説明書)、地図、事前調査レポートなどが載っている。まずはこれを熟読。特に事前調査レポートには様々な情報があるので、しっかり頭に入れておこう。隊員がルール説明、「現地調査団」との連絡、会場を盛り上げるトーク(大切!)などをしてくれる。


STEP1:参加者はタカラッシュ!調査団の「暗号解読班」の一員となって、宝の地図などに書かれた謎や暗号を解読する。すると怪しい場所=調査したい場所が出てくる。


STEP2:調査依頼書に調べたい場所、調査にアイテムが必要ならそれも記して、「現地調査班」に指示を出す(バインダーに挟んで、会場内の提出場所に持っていく)。すると「現地調査班」が現地で捜索を行い、 新たな情報やアイテムを見つけてくる(スタッフが各テーブルまで運んでくれる)

★ポイント★
・調査出来る回数には制限がある

・使えるアイテムは、一度の調査で一つのみ。ただし、アイテムが不要な場合もある。まず調査する場所のアイテムの要・不要、そしてどのアイテムを使うかも重要。このへんはRPGに似ている。

・調査依頼は数回出来るが、それぞれ制限時間内に依頼しなくてはならない。よって、まだ答えが定まっていなくても、何らかの依頼をした方が良い。依頼書を提出する役目の人をあらかじめ決めておくとスムーズ。多くのチームが制限時間数秒前になると、バインダーを持って提出場所に急いでいた。


STEP3:しばらくすると、調査結果が返ってくる。先ほどの答えが合っていれば、新しい情報やアイテムが得られ、それらを使って更に解読を進める。もちろん『進展なし』という、悲しい報告の場合もある。調査場所が合っているのにアイテムが間違っていたり、その逆もある。どっちも違うということも、もちろんある。

★ポイント★
・情報が多いので、整理・共有が大切。

・一つの謎に皆でかかりきりになると、時間が足りなくなる。

・途中で現地の隊員から情報(ヒント)がもたらされることも。かなり大切な手がかりなので、謎解きの手と頭を少し休めて、集中して聞くべし。
 




まとめ

仲間と謎を解く一体感、リアルタイムで調査結果が返ってくるという臨場感、室内の安心・安全・快適さ、どんどん宝に迫る高揚感があった。

宝探しは実際に自分の足で歩き、自分の眼で探すのが楽しくもある。しかし、こうしたイベントであれば、天候、気候、日焼け、蚊などに煩わされることなく、室内で安心・安全・快適にワクワクを体験できる。これまで、体力的、地理的、年齢的な問題によって宝探しが出来なかった人も、参加出来るようになるのではないか?

楽しさや興奮はそのままに宝探しを楽しめる、完全室内型宝探し。あなたも、気軽に宝探しの冒険に出かけてみよう。 




2014.07.02 文・写真 篠崎夏美
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