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“SM玉入れ”、“ちゅな引き”!? ちょっとエッチでおバカな競技を集めた運動会「珍動会」主催者を直撃!

アイコン健全な大人のためのスポーツの祭典。例を見ないイベントはこうして生まれた。

2016/02/09(公開:2015/08/29)
大阪でちょっと珍しい運動会が行われます。その名も「珍動会(ちんどうかい)」


 
『珍動会=珍しい+動きで競い合う+大会』。

テーマは「少しおバカで“珍しい”人々が集まる大運動会」とのこと。ここでいう“珍しい”人々とは、流行ものや面白いことに敏感で、その中でもよりキワキワの非一般的なものに興味を示してしまう人。そんな人たちがターゲットらしいです。 

競技内容は、『まるでハードル走』、『SM玉入れ』、『ちゅな引き』など、ちょっとエッチで、ものすごくくだらないものばかり……。
さらに珍動会中の掛け声は「お~珍しいなぁ!」、「珍~ん!珍~ん!」らしいです。ちょっと、いや、かなり恥ずかしいんですけど……。でもそんなシャイな人は、指で【C】(珍:chinのC)を作って、エールを送ることも可能とのことなのでご安心を!

こんなぶっ飛んだヤバいイベントを考えたのは、どんな人なのか? 主催者の森田さん(株式会社TRICK DESIGN)にインタビューをしてみました。


 
一見おバカな企画「珍動会」。実は背景に想像を超えるアツい想いが……。

―― 「珍動会」
開催の経緯を教えてください

突然ですが、日本が世界に誇る文化は何だと思いますか?

僕は「笑い」だと思います。日本人独特の“間”や日本語の“表現の豊富さ”などから生み出される笑いは日本人にしか作り出せない最高の文化だと思います。
 
僕の仕事はイベントを作ることなので、この“笑い”と“イベント”を融合させて、外国人には真似できない日本人ならではのイベントを作りたいと思っていました。
 
……とは言っても、僕はお笑いのプロではないので、素人の僕が考える笑いは“身内が笑ってくれるレベル”でしかないと思っています。
 
そこで、“面白い”ではなく、“珍しい”にしてみてはどうだろう? という発想が出てきました。一般的に普通ではないと言われる“ちょっと変わった人々”をいっぱい集めたら、「なんかマイナス×マイナスみたいな感じでめっちゃプラスな笑いが生まれるんちゃう!」くらいの感じで。
 
もう一つは、僕は最近のネットやSNSによる「人と人との繋がり」にとても疑問を持っていました。「あれ? 昔は友達との付き合い方ってこんな感じやったっけ?」と。やっぱり、本物の繋がりはリアルでしか感じられないのではないかと思います。
 
でも、最近のリアルの息苦しさは確かにヤバい! 少しでもこの息苦しさをなくすにはどうすればいいのか?と考えたときに、やっぱり運動・スポーツではないかという答えに辿り着きました。体を動かすことで、人と人とのコミュニケーションは円滑になる気がします。
 
色々と邪魔なもの取っ払って、みんなで運動すれば、大人でも楽しめるはず! 本物の繋がりも体感できるはず! と思い、“運動会”というイベントジャンルを選びました。
 
“珍しい”と“運動会”をテーマに、「珍しい人々」と「珍しい競技」と「珍しい場所」で大笑いしながら“気持ちのいい繋がり”を体感できるイベントとして「珍動会」は生まれました。
 
 
―― (想像以上にマジな回答だった……!)
開催にあたり、大変だったことは何ですか?

実現に向けては、珍しい会場を見つけるのが一番苦労しました。珍しい競技はポンポン出てくるし、面白そうであれば珍しい人々は集まってきますからね。
 
今回の会場であるクリエイティブセンター大阪は、経済産業省の文化遺産にも認定されている廃墟感あふれる珍しい会場です。こんな珍しいイベントを受け入れて頂いて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。(正直、「珍しい担当者の方だなぁ」と思っています)


クリエイティブセンター大阪「PARTITA(赤鉄鋼)」イメージ写真
 
 
SM玉入れ、ブラジャーを奪い合う騎馬戦などなど、ヤバすぎる種目がいっぱい。

――
各種目の詳細と、見どころポイントを教えてください。

・まるでハードル走
「あれ? あの人、ハードル飛んでるんちゃう?」といかに思わせられるかがポイント。演技力、身体能力が問われる競技です。


珍競技例イラスト まるでハードル走
 
 
・女将騎馬戦
「女性の戦う姿は美しい」 ……と、個人的に思っていますので、男性が騎馬になり女性がプライドを奪い合う競技です。奪い合うプライドは“ブラジャー”です。Tシャツの上にブラを着用して頂きますよ、安心して下さい!


珍競技例イラスト女将騎馬戦


・SM玉入れ
チームで一番の男性マゾヒストが玉入れのカゴとなり、女性全員でそのカゴに向かってボールと罵声を浴びせる競技です。敵チームの女性サディストは、カゴを持った男性をムチで叩くことができ、カゴの中のボールを落とさせることが出来ます。


珍競技例イラストSM玉入れ

 
・コアリズム準備体操
コアーなリズムに乗って準備体操します。主催者ですら完璧に覚えられないほどコアーなリズムです。

 
・ビリビリ腕相撲
屈強な男たちが腕に低周波マシーンを装着し、ビリビリに耐えつつ腕相撲をします。この写真は使用する低周波マシーンを強度MAXにして胸に装着すると、どれくらいの破壊力があるのかを実験した際の写真です。苦悶の表情を浮かべていますね!


ビリビリ腕相撲 実験の模様
 
・超障害物走
ちょっとくさい網くぐりやデスクチェアー走など、様々な障害を乗り越えてゴールを目指します。最後の障害、コンドームメントス大爆発は圧巻の映像です。

 
・野球で優勝した時のアレ
「みんなでワーッとビール掛け合いっこしたら楽しそうやん?」と思ったので、競技ではないですが、閉会式のクライマックスでやろうと思っています(予定)
 
 
―― (「コンドームメントス大爆発」って何だ……!? )
上記のような面白い競技は、どのように発想から生まれるのでしょうか?

すいません。完全に直感です。
 
 
珍競技でお腹が減ったら “世界の珍フード”や、“主催者の嫁メシ”を味わおう。


飲食ブース イメージ

―― 飲食ブースでは、どのようなメニューが登場する予定でしょうか?

世界の珍フードは現在考案中です。「世界の」となっていますが、「宇宙の」になるかもしれません。また、本格バーテンダーによるBARブースも出店予定です。主催者の嫁メシは、僕の嫁が何か作ります。(まだ嫁に許可は取れていないので怖いです)
 
 
――ちなみに、奥様はお料理上手ですか? 言える範囲で構いませんが……。

言えます! めちゃくちゃ上手です。半熟卵の半熟具合は日本一だと思っています。
 
 
―― 体験ブースもあるようですが、コスプレ、特殊メイクをして競技ができるのでしょうか?

出来ます。でも、動けないほどのコスプレをする方は珍しいというか、バカですね。コスプレや特殊メイクは無料です。珍動会の見た目を華やかにするためにも、沢山の方にして頂きたいですね。
 
マッサージブースでは、プロの整体師が疲れたカラダをほぐしてくれますよ。こちらも無料です!


マッサージブースイメージ
 
―― ここまでかなりヤバそうですが、主催者から見るヤバい&面白いポイントを教えてください。

とにかく、不真面目にふざけて内容を作りました。よくある「ヤバ~イ」ではなく「ヤッバ!!」を目指します。でも、やっぱり一番は集まった人たちのヤバさに期待しています。
 
 
―― 東京オリンピックに合わせて「珍リンピック」の開催を計画中とのことですが、実際どんなことを仕掛けたいと考えていますか?

「2020年に向けて毎年拡大していき、最終的には数万人で……」といったような特に大がかりなことは考えていません。本当に珍しく面白い人達ばかりを集めて、楽しくやりたいですね。でも、その人々を見て楽しんで頂ける方が増えてくれて、競技場みたいなところで出来たら嬉しいです。

        

―― 参加者へのメッセージをお願いします。

こんな珍しいイベントに興味を持って頂きありがとうございます。大丈夫ですか?
一緒に楽しみましょう。よく笑いましょう。本当にそれだけです。
 
 
―― 最後に、こんな珍しい運動会に参加したいと思っている人のことを、正直どう思いますか?

Rare birdやなぁ。
(英語で珍しい人という意味です。かっこよくないですか?)
 



ただふざけるだけではなく、『体を動かすことによる圧倒的プラスコミュニケーションによるホンモノの繋がりを体感出来る!』という真面目なコンセプトもあるそう。確かに、こんなこと一緒に体験できる機会そうそうないですよね。
 
優勝チーム(20名)にはなんと、一度は行ってみたい絶景“ウユニ塩湖”(のすごいキレイな写真)と、国内旅行券がプレゼントされます。


優勝賞品 イメージ

また、将来的には2020年東京オリンピックに合わせ、歴代珍代表が集う「珍リンピック」の開催をもくろんでいるらしいですよ。世界の“珍人口”(SNSアクションを起こした人の数)が100万人に達した時に、歴代珍代表が集う今世紀最大の珍典が開催されるかもしれません。
 
まずは、今世紀最大かもしれない“珍イベント”「珍動会」で、思いっきり真剣にふざけてみましょう。

<開催日時> 
2015年9月21日(月・祝) 
13:00~17:00(12:00~受付開始) 

<会場>
クリエイティブセンター大阪・PARTITA
(大阪府大阪市住之江区北加賀屋4丁目1番55号 名村造船旧大阪工場跡)

<料金>
・5000円(税込) ・先着200名(20名×10チーム)

<参加資格> 
健全な男女(年齢制限なし。20代~30代が多め) 
※当日飲食ブースにてアルコール販売あり。販売時には年齢確認を行う。 

<参加特典> 
珍動会オリジナルTシャツ(チーム毎に色分け) 

<チーム分け方法> 
1チーム20名×10チーム 
※仮に女性のみ20人のチームでも充分に優勝を狙える競技内容です。 
(お一人様~団体様までOK。お好きな人数でご参加下さい。) 
 
注意事項など詳細は公式HPで確認 http://chindoukai.com/


インタビュー:篠崎夏美
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